*** LP ： Canada 1973 / Kotai / KOT.3003 ***
■　コンディション　■
A- / A- / DJ SOC
ジャケット：ざら紙の分厚い美しいジャケットです。ライブラリーの放出品のようです。四隅、四辺はきれい。背表紙上部に表裏にまたがってテープかシールの剥がし跡があり裏面は小さな破れが見られます。正面はスレや汚れもなくきれい。裏面はプロモシール、ライブラリーのスタンプ。右上にバーコードシールと他の小さなシール、と色々書きましたがも薄シミが少しあるぐらいできれいです。全体にしっかりとした良品です。
ディスク：レーベルはヒゲがほんの少し。盤面はほとんど使用感のない美品です。ただしざっと試聴したところ、マイナープレスのためか軽いチリプチはところどころで出ます。
歌詞カードは残念ながら欠品です。

ムーンストーンの唯一作。
73年作ということ以外、ほとんどが謎のミスティック・フォーク大傑作です。ハンス・ポコラ本をはじめサイケフォーク関係の話題となるとは常に顔を出す、大人気盤でもあります。
長年カナダのグループだとされていましたが、アラスカのグループがカナダはモントリオールのマイナー・レーベルから発表したのが本作だそうです。
なによりも、はかなげでクリスタルな男女ヴォーカルがたまりませぬ。
次に、初期フェアポートを彷彿させるブリティッシュ・フォーク風の曲やら、美しい12弦ギターをバックにアシッド風味がきいた曲と、楽曲の出来が素晴らしい。
伴奏はほとんどアコギだけって感じで、たまにエレキ・ギターやピアノやフルートが登場する程度の地味なサウンドで、ミディアム・スローの曲が中心です。
霧の立ち込めた深い森の奥にある泉のほとり、そこで奏でられているような清澄感と、ジャケットそのままのような薄暗さが混在している不思議な世界です。
ブリティッシュ･トラッドに近い質感に話題が集りますが、ウェストコースト産のフォーク・ロックぽい一面もあり、リンダ・パーハックス（Linda Perhacs）に魅了された方や一般のSSWファンの方にもぜひとも聴いていただきたい名作です。
超強力推薦盤！

ひところは鬼価格だった激レア・アイテムです。
お見逃しなく

A-1 Focus (4:41)
A-2 In Case (4:30)
A-3 Top Heay (2:41)
A-4 Fina's Birthday Song (0:50)
A-5 Contreau(3:30)
A-6 Relative Hoak (2:29)
B-1 Black Blind Light (4:25)
B-2 David (Blue) (4:29)
B-3 Murk (2:10)
B-4 Said Gently (3:55)
B-5 Hope You Come See (3:02)