*** LP ： UK 1971 / B&C / CAS 1043 ***
■　コンディション　■
B / B+ / RW
ジャケット：非コーティングのジャケット。表裏とも薄いリングウェアが出ていてそこを同系色の絵具で補修してあります。また"McDONALD"の右に2cm角ほどの破れがあってそこも絵具で補修されています。四隅、四隅、上下辺も軽く補修されている感じ。絵具はなかなかうまく塗られています。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面は薄スレがやや多めですが強い光を当ててわかるレベルの微細なものです。ざっとつまみ聴きしましたが、ところどころ軽いチリプチが出るぐらいで良好に鑑賞できると思います。A-寄りの良品です。
マトリクスはA1-U / B2-U（これしかないと思います）。
星マークをあしらったオリジナル内袋付属。

英国を代表する女性シンガー・ソングライター、シェラ・マクドナルドの超絶名作「スターゲイザー」。
ブラックホーク99選作品。
セプテンバー・プロダクションのサンディ・ロバートソンのプロデュースによる英国フィメール・フォークを代表する名作2nd & ラスト作。
本作後3rdの録音に入るもLSDでパラノイアとなり故郷スコットランドに帰省し、72年のB&C閉鎖後多くのタイトルはムーンクレストから再発されましたが、本作はCD化されるまで再発がなく非常に入手困難でした（市場に出回っていたのは1年にも満たないのでは……）。
1stと比較すると「凛」としすぎているくらいのストイックな空気感に満ちており、この時期の英国でしかありえないような的確なサウンドプロダクションは「夢見る人」というアルバム・タイトルにぴったりのものです。
心に染み入るシェラの歌と生ギターをメインに、バックの手堅いメンバーのサポート、コーラス、時にストリングス（控え目で趣味のいいストリングス・アレンジは、ニック・ドレイク、スプリガンズ、ストローブスに関与した事のあるロバート・カービー）は、派手さはないものの純朴で天使のような彼女の歌を引き立てています。
それにしても「Odyssey」の美しさと完成度ときたら！この曲での詩情あふれるギターは天才リチャード・トンプソンの面目躍如ですね。
それに続くタイトル曲も素晴らしい！
まさに英国フィメール・フォークの理想郷です。

この名作を是非英国オリジナル盤でどうぞ！









[A]
rod's song
liz's song
lonely king
city's cry
dowie dans of yarrow
[B]
baby go slow
canadian man
good times
odyssey
stargazer

Produced by Sandy Roberton for September Production.

Shelagh McDonald / Vocals, Piano, Guitar
Keith Christmas / Guitar, 12 String Guitar
Rchard Thompson / Guitar
John Ryan / String Bass
Danny Thompson / String Bass
Dave Rchards / Bass
Pat Donaldson / Bass
Harvey Burns / Drums
Dave Mattacks / Drums
Ian Whiteman / Organ, Piano
Ray Warleigh / Sax
Kathy Kissoon / Backing Vocals
Mac Kissoon / Backing Vocals
Mike London / Backing Vocals
Robert Kirby / String & Choral Arrangement