*** LP : Netherland 1976 / Riverdale / NR 143 ***
■ コンディション ■
B+ / A- / WOC SPSE
ジャケット:薄いニス加工のジャケット。四隅、四辺はきれいですが、上辺開口部1cmほどの割れ。正面右上シール剥がし跡と書き込み。表裏とも薄スレ少々。全体にA-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク:レーベルはヒゲが少々。盤面はわずかな使用感のみの美品です。
マトリクスは1-Y/1-Y。
歌詞カード付属(新品同様)。
モウリー&ワトソンの「バスカー」。
米国人シンガーソングライターのIrv Mowreyと英国人ヴァイオリン奏者Malcolm Watsonによる鬼レア・アシッドフォーク・デュオSubwayの二人が本名のデュオ名義で残した2ndアルバム。
彼らは米国、ヨーロッパ、英国とバスキングをしていたようで、本作のタイトルはそのものずばりの「Busker(街角ミュージシャン)」。
奇跡のような"Subway"から4年を経て発表された本作では、あの凄まじいまでのアングラ臭やプログレッシヴな展開こそなりをひそめて、フォーク/フォークロック寄りのサウンドになっています。とは言えSubwayの二人のこと、基本はあくまでもアシッドで、全編を通じてアシッドな香りをしっかり漂わせているあたりに身に染みた悲しい性を感じてしまいますね・・・。
全11曲すべてモウリーの自作で、モウリーのヴォーカルに絡むワトソンのヴァイオリンの天空を駆け巡るさまは、やっぱりSubwayだよなぁと納得してしまいます。二人以外のクレジットはありませんが、ギター、ヴァイオリンを最大限駆使しているのと、多くの曲でタブラが入っていたりドラム入りの曲があったりで音数は驚くほど多彩な印象です。
本作は前世紀までは極一部のマニアにしか知られてなく、たまにひょっこりと出会ったものでした。近年はすっかり姿を消してしまった感があります。
サブウェイはオリジナルはちょっと無理なのでリイシューで我慢していただくとして、本作は今ならなんとか間に合うという感じ。
強力推薦盤!!
オランダ盤。歌詞カード付属。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 One Way Traveller
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A2 Girl In The Room
A3 Love Hate Song
A4 Country Eyes
A5 The Machine
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B1 Grandmother Brown
B2 Traveller
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B3 Want You Here To Make It A Home
B4 All Of You All Of Me
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B5 Insight Of The Land
B6 Epilogue