*** LP ： UK / 79 / Harvest / SHSP 4103 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットにはリングウエアや角打ちなど目立ったダメージはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にひげや気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
マトリクスは「A-1U // B-1U」。
PATENT NO.入りインナーバッグ付属（破れなし）。

ジェフ・ベック・グループやハミングバードの活動で知られるマックス・ミドルトンが、ハミングバードの同僚ロバート・アーワイと共に79年に発表したアルバムです。
かなりのレア盤で、たまにみかけても「ジャズ／フージョン」で括られていますが、ジェフ・ベックの『Blow By Blow』（75年）にロックを感じる人には絶妙なアルバムですよ。
ゴンザレス出身のリチャード・ベイリーのドラムとクマ原田のベースも、「ジャズ／フージョン」ではないリズムでしっかりと脇をを固めています。
基本インストのアルバムですが、フュージョンじゃなく、ロックとジャズの「いいとこどり」をした贅沢なアルバムです！
心地良いライト・メロウなジャズ・ファンクA-1「Dance By The Light Of The Moon」、イントロのギター・ソロからしてブリージンでジェフ・ベックの『Blow By Blow』を彷彿とさせるA-3「Partial Eclipse/Total Madness」、バックのスキャットとの相性もバッチリなB-1「Plane Sailing」など、緊張感のある演奏なのに、寛いで聴いていられるアルバムです。
ジェフ・ベックほど我を張らないロバート・アーワイの控え目なギターも実に心地好い！
ロバート・アーワイには個人的な思い出もあって、リンダ・ルイスの初来日の際にもリンダの歌声を引き立てるために絶妙なギターを弾いていました（リンダ初来日のベースは本作にも参加のクマ原田でしたね）。
個人的には赤提灯や場末のバーが好みなんだが、たまにはホテルのラウンジでこじゃれたカクテルでも飲みたい……そんな時に聴きたいレコードでっすん！
知的な夜の都会派ミュージック……と言っちゃ身も蓋もないが、薪ストーブや暖炉の前で聴いても心地好いですよん*^^*
79年という時代も時代……見過ごされている傑作です。
【参加ミュージシャン】
Max Middleton（keys、synth）
Robert Ahwai（g）
Kuma Harada（b）
Richard Bailey（ds、perc）
Darryl Lee Que（perc）
Steve Gregory、Bud Beadle（sax、fl）
George Chisholm、Trevor Barber（tp）
Chris Rainbow、Linda Taylor、Christie Thompson（b-vo）
The Martyn Ford String Section
【収録曲】
A-1. Dance By The Light Of The Moon (Robert Ahwai)
A-2. Snake Hips (Max Middleton)
A-3. Partial Eclipse/Total Madness (Max Middleton)
B-1. Plane Sailing (Max Middleton)
B-2. Theme For A ‘B’ Bom (Max Middleton)
B-3. Soliloque (Max Middleton)
B-4. Hi Jinx (Robert Ahwai)