*** LP ： UK 1970 / RCA / SF 8079 ***
■　コンディション　■
A- / A-
ジャケット：表側のみラミネート・コーティングされたタイプ。背表紙沿いにラミネートの浮き。小さなシワが少し。表面はつやつやで最高に美しいです。非コーティング白地の裏面は薄シミが出ていますがなかなかきれい。ややB+寄りですが美品です。
ディスク：ヒゲが少し。ごくわずかな使用感のみの美品。
マトリクスは1/1．
パテントNo.入り穴開きビニール内貼り内袋付属。

ボニー・ドブソンの代表作。
レアな英国盤まずまずの美品です！
日本では人気いまいちな感がありますが、欧米ではカリスマ的人気を誇ります。駄作無し。フィメールフォーク好きならボニー・ドブソンは全部そろえましょうね。

女性フォーク歌手として有名なボニー・ドブソンですが、本作はあえて「カナダ産女性フォーキーのアシッド・フォーク・クラシック」と申し上げておきます。
書き忘れると思うので最初に書いておきますが、透き通るようなクリスタル・ヴォイスの持ち主です。
ボニー・ドブソンはカナダ出身の女性フォーク歌手で、60年代前半にNYCのフォークシーンに飛び込みました。
60年代前半に5枚のアルバムを残しており、62年に録音した「モーニング・デュー（Morning Dew）」がフレッド・二ール、ヴィンス・マーティン、さらにはジェフ・ベック・グループらに取り上げられたんだった。
そのおかげで、カムバック作ともいえる本作を69年にリリースしました。
オーケストレーションも加わった本作ですが、何故「アシッド・フォーク・クラシック」に括るかといいますと、シタールの音色の酔っ払い指数や、カヴァー曲の時代性とその解釈によります。
我溺愛のディノ･ヴァレンテ（Quicksilver Messenger Service）作でYoungbloodsで有名なヒッピー賛歌「Get Together」、『真夜中のカーボーイ（映画公開時のママ）』の主題歌で、60年代のサイケデリアの憧れだったFred Neil作の「Everybody's Talkin'」をロックンロールにアレンジしてカヴァーしているのですが、フォーク好きにもヴォーカル好きにも、アシッド・ロック好きにも受け容れられる、出色の出来栄えなんです。
クラブ方面では、シタール入りB-2やB-6も「アシッド・フォーク・ナンバー」で人気だそうです。
因みに、名曲「モーニング・デュー」はグレゴリー・ペックが主演した『渚にて』(On The Beach,1959)という映画にインスパイヤされてこの曲を書いたそうで、核戦争よる破壊を歌ったものだとか……高校生のころ映画観たが、全く内容を覚えていないし、歌詞も隠喩は分らんがそんなにシビアだったんか？
Grateful Deadが「01/14/67〜06/21/95」までの長きにわたり、ライブのハイライトで演奏してきたのは、楽曲がドラマチックなだけではなさそうですね。
なにやらスコットランド民謡が基礎になっていて、ボニーがアレンジを加えた曲だそうです。

A-1. I Got Stung (Dobson) 2:56
A-2. Morning Dew (Dobson) 3:18
A-3. Let's Get Together (Valente) 3:07
A-4. I'm Your Woman (Dobson) 2:57
A-5. Time (Bourtavie, Shape) 3:08
A-6. Rainy Windows (Dobson) 2:38
B-1. Everybody's Talkin' (Fred Neil)3:26
B-2. Bird Of Space (Mcpeek) 2:48
B-3. You Never Wanted Me (Frank) 3:12
B-4. Pendant Que (Vignault) 2:59
B-5. Elevator Man (Allen) 2:50
B-6. Winter's Going (Dobson) 2:40