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*** LP ： ?? / ?? / ?? / No Number ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットは下部に軽い角打ちがあり数本の皺は寄っていますがそれ以外にダメージはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

最初に、同名の「Second Grace」というタイトルでピアノ独奏のみによるニック・ドレイクへの追悼盤が出ていますので、混同しないようにしてください。
本作はニック・ドレイクのブートレッグで、アイルランドからのデビュー前の67〜68年のホーム・デモとおそらくはアイランドからのデビューに備えた「The 1969 Work Tape Demos」として知られる音源から15曲を収録しています。
ニック・ドレイクの音源は手に入る限り聴いてきた結果、個人的な最高傑作は未発表音源集『Tawnworth In Arden』となりましたが、本作に収録された曲も『Tawnworth In Arden』と同時期のデモ（『Tawnworth In Arden』との重複はありません）と69年の（おそらくは）スタジオ録音に備えてのデモで構成されており、順ずる内容といってもいいでしょう。
現在は多くの曲を追加したCDも出ていますが（普通に入手できますが、本作と同様に明らかなブートです）BBC音源や本作収録のテイク違いを詰め込んだもので、アルバムとして聴くには辛いものがあり、ブートとはいえ熱狂的なファンが構成したであろう本作には「一つのアルバム」としてのまとまりがあります。
デビュー後の「内省的」というのか「破滅的」な雰囲気は感じられず、寛いで幸せそうに弾き語っており、明るくはないけれど、おとなしいだけで暗さはなく、等身大のニックを感じることの出来る内容です。
なおサウンド的には、演奏の荒さや曲によって音質のムラがあります。
【収録曲】
A-1 Blossom Friend 2:43 (Home demo '68)
A-2 Betty's Blues 2:05 (Home demo '67)
A-3 Mayfair 3:01 (Unreleased studio take '68)
A-4 Day is Done 4:23 (Home demo '68)
A-5 Fly 2:50 ('Work tape' demo '69)
A-6 Parasite 4:00 ('Work tape' demo '69)
A-7 Early Morning Dialogue 3:12 (Home demo '67)
B-1 Leaving Me Behind 3:25 (Home demo '67)
B-2 Saturday Sun 2:20 (Home demo '68)
B-3 Instrumental 1:15 ('Work tape' demo '69)
B-4 Instrumental 2:10 ('Work tape' demo '69)
B-5 Joey 5:27 (Home demo '68)
B-6 Hazey Jane 4:40 ('Work tape' demo '69)
B-7 Bird Flew By 3:00 (Home demo '68)
B-8 Place to Be 1:02 ('Work tape' demo '69)

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