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*** LP ： UK 1977 / Ogun / OG 910 ***
■　コンディション　■
A- / A-
ジャケット：両面フル・ラミネートコーティングの美しいジャケット。ラミネートの表面はくすみもほとんどなく、つやつやできれい。ラミネートの貼り際に汚れの付着。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面はほとんど使用感のない美品です。
マトリクスはA-1/B-1。
パテントNo.入り穴開きポリ内貼り内袋付属。

エルトン・ディーンズ・ナインセンスの77年2作目かつラスト作「ハッピー・デイズ」。
キース・ティペット・グループ(KTG)やソフト・マシーンのメンバーとして知られるサックス奏者のエルトン・ディーンが、KTG時代の仲間や英国ジャズ界の重鎮を従えて結成したグループ。これは77年7月26日のBracknell Jazz Festivalにおけるのステージの模様を収録したライブ・アルバムです。
発売元のオガンは、南アフリカ出身のベーシストで、キング・クリムゾンの"Island"で印象に残るベースを弾いているハリー・ミラー主催の英国インディー・レーベルで、もちろんハリー自身も参加しています。
主な参加メンバーは、前作にも参加していたキース・ティペット、マーク・チャリグ、ニック・エヴァンス、アラン・スキッドモア、ハリー・ベケット、ハリー・ミラー、ルイス・モホロら、キング・クリムゾンやソフト・マシーン周辺で活躍していた腕達者たちに加え、トロンボーン奏者ラドゥ・マルファッティが参加して、バンド名通り9人編成になりました。
サウンドは大雑把に言うと1stを継承した路線です。KTGの強力ジャズ・ロックにアフロとフリー色が加味されたブリティッシュ・ジャズを展開。エルトン・ディーン在籍時のソフト・マシーンのようなサイケの喧噪を引き摺るノリのよい演奏に、英国的な陰鬱感と幽玄な美しさを体現したアヴァンギャルド寄りの強烈なジャズ・ロックです。
昔からプログレ・ファンや英国ジャズ・ロック・ファンの間では「至極の名盤」とされてきました。
キース・ティペットの幻想的な超絶ピアノ、エルトンを中心とする引き締まったブラス・セクション、ミラーとモホロの達者なリズム隊による文句なく格好のいい演奏で、ソフト・マシーンとKTGの両グループのエッセンスを抽出した極上のサウンドです。
大傑作！

英国オリジナル盤。美品です。



A1 Nicrotto 12:03
A2 Seven For Lee 8:40
B1 Sweet F.A. 11:03
B2 Three For All 10:49

Alto Saxophone, Saxello - Elton Dean
Cornet, Horns [Tenor] - Marc Charig
Tenor Saxophone - Alan Skidmore
Trombone - Nick Evans, Radu Malfatti
Trumpet, Flugelhorn - Harry Beckett
Piano - Keith Tippett
Bass - Harry Miller
Drums - Louis Moholo

Producer, Composed By - Elton Dean
Producer - Keith Beal
Engineer - Roger T. Wake
Photography By - Yuka (10)
Plated By - E.G.
Liner Notes - Steve Lake (2)

Recorded at Redan Recorders, London W2 on 26th July 1977.

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