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*** LP ： USA / ?? (75) / Trinity / CST-11-LA ***
■　コンディション　■
A / A
軽い角打ちはありますが、20年前のリプロとしては申し分のないコンディションです。
盤面はひげが数本あるだけで、傷や気になる擦れはありません。
もう二度と拝めないであろうオリジナルに忠実かつ丁寧（レーベルの記憶は曖昧ですが）な20年以上前に出たリプロですが、今世紀に入ってからは見かけていません。

75年の唯一作で、オリジナルは激レアですが、古くからサイケ･マニアには知られていた1枚です。
ムサイおっさん4人で、「何がクリーム･ソーダやねん？」とまともな神経の持ち主にはキショイだけの作りなのですが、正統派ロック・ファンならRolling Stonesの名作をパクった？題名に気付けば手に取ってしまうでしょう？
んで、内容はなかなかいいのよ！
流石はムサイおっさん4人組みで、「宿題を残したFlower Children」が遣り残したことを残しておこう...そんな感じで、ゆとりがあります。
楽曲は似たり寄ったりなのは仕方ないとして、ギミックの使い方も気を衒ったところがない。60年代後半に「こんなことしたい」とおもっていたことを75年になって無理なく実現した、すがすがしいアルバムです。
今聴くとソフト・ロック、ガレージ・サイケ両方のファンを満足させる作品だと思います。
メロディは非常にわかりやすく、おっさんたちのコーラスも嵌っています。
ポップさと奇妙な宇宙遊泳感に満ちた本作、ひょっとしたらPink Floydの1stに近いのかも……
【収録曲】
01.Give It Up (Man)
02.Tonight
03.Numero Uno
04.(I'm) Chewin' Gum
05.Deep In A Dream
06.The Nazz Are Blue
07.Keep It Heavy
08.Roses All Around
09.And That Is That
10.The Beat Song
11.When The Sun Shines
12.Daydreamin'
【参加メンバー】
Art Hicks (drums, vocals)
Ron Juntunen (guitar)
Billy Tanon (guitar, vocals)
Jim Wilson (bass, vocals).

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