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Spooky Tooth / The Last Puff (Germany)
管理番号 3L-00763商品ID18212250
在庫数 SOLD OUT

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3L-00763 - Spooky Tooth / The Last Puff (Germany) - Sold Out
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*** LP : West Germany / Late Press / Island / 85 685ET ***
■ コンディション ■
A / A
ジャケットには四隅四辺とも全くダメージはなく、限りなく「新品同様」に近いです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

混沌としたサイケ・アルバム、奇妙な実験音楽アルバム、ハード・ロックとアルバムごとにスタイルを変えるので、いまいち掴み所のないバンドの典型が、スプーキー・トゥースかもしれませんね。
私の場合は、サイケもフォークも現代音楽も好きですし、なによりもMike Harrisonのヴォーカルが大好きなので、無理なく同じバンドとして聴いてきましたが……それくらいMike Harrisonの存在感は凄く、Miller Andersonとともに過小評価されすぎでは?
世紀の奇作「セレモニー」を推進めたゲイリー・ライトが抜け、メンバーはマイク・ハリソン、ルーサー・グロヴナー、マイク・ケリーの3人に……
それで打った手は、グリース・バンドから、ギターのヘンリー・マカローとベースのアラン・スぺナーを迎え、しかもプロデューサー兼キーボードにクリス・ステイトン……つまり絶頂期のジョー・コッカーを支えた3人が合流ときたもんだ。
出てくる音は、そのまんま^^……中でも傑作なのはビートルズ「I Am the Walrus」で、テンポも最大限遅くし、重々しいスワンプと呼ぶには土臭さは希薄ですが、いかにもグリース・バンドが頑張ってハードロックをやったといった大傑作カヴァーになっています。
脱退したゲイリー・ライトも1曲置き土産を残していて、彼自身のソロ・アルバムで2度録音されているので、スプーキースには未練があったのでしょう。
アルバム中のハイライトは、アメリカのシンガー・ソングライター、デヴィッド・アックルズの「ダウン・リヴァー」という曲です。
圧倒的な迫力で、ぐいぐい盛り上がっていく熱唱は圧巻で、他にもジョー・コッカーの曲やエルトン・ジョンの曲等も取り上げています。
全体的に見ると、クリス・ステイトンのキーボード特にピアノが、ニッキー・ホプキンス、もしくはエルトン・ジョン流の気の利いた、センス溢れるもので、アルバム全体を好リードしています。
そして、マイク・ハリスンというヴォーカリストの真の実力がやっとヴェールを脱いだという事実が、痛いほどに伝わってきます。
「歴史的名盤」ではなく、「歴史的好盤」と呼ぶべきでしょう。
グラム系というのか煌びやかなLuther Grosvenorと泥臭いHenry McCulloughのギターの音色の対比も面白く、ジャケットに「Spooky Tooth Featuring Mike Harrison」と記した制作サイドの思惑が見事に嵌ったのでしょう(商業的にではなく、「アルバムの完成度)という意味ですよ」。
しかし、このアルバム製作後、若干のプロモーション用のコンサート等はやったようですが、予定道り(?)解散、メンバーはそれぞれの道を進むことになりました。
すぐに再結成して秀作を残しましたが、基本メンバーは別のバンドのように聴こえるのは私だけでしょうか?
先にも書きましたが「つかみどころのないバンド」で、おまけにハードロックやプログレの範疇で語られることが多くて、土臭・草臭系がお好みの方は触手が伸びないでしょうが、本作だけはちゃいまっせ!
個人的には、究極の「(ハードな)英国の米国」サウンドです。
【収録曲】
A-1. I Am the Walrus Lennon, McCartney 6:22
A-2. The Wrong Time McCracken, Wright 5:07
A-3. Something to Say Cocker, Nichols 5:49
B-1. Nobody There at All Martin, Post 3:58
B-2. Down River Ackles 4:47
B-3. Son of Your Father John, Taupin 3:52
B-4. The Last Puff Stainton 3:37
【参加メンバー】
Mike Harrison ; Keyboards, Vocals
Luther Grosvenor ; Guitar
Mike Kellie Drums
Henry McCullough ; Guitar
Alan Spenner ; Bass
Chris Stainton ; Keyboards, Producer
Chris Blackwell ; Producer



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