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*** LP ： UK 1971 / Carnaby / 6302012 ***
■　コンディション　■
B+ / B
ジャケット:両面フル・ラミネートコーティングの美しいジャケット。ラミネートの表面は軽微なくすみ、薄汚れ。四隅スレ。主に周辺部に小シワ。
ディスク：レーベルはヒゲ多め。盤面はスレがそこそこ。A1に小傷。ざっと聴き流しました。A1中盤周回ノイズ10回ほど。ところどころでチリプチ。実際の音源を参考にしてください。

ゲイリー＆スチューの71年唯一作「ハーラン・フェア」。
鬼レア＆鬼高で知られる"Koobas"を経て英国スワンプの裏名盤"Harlan County"のヴォーカリストだったスチュアート・リースウッドと、同じく"Harlan County"のギタリストだったゲイリー・サルシュによるデュオ名義のアルバムです。
さらにプロデュースとアレンジを担当しているバリー・ガードはハーラン・カウンティのドラマーだった人ということで、ハーラン・カウンティの2ndみたいな位置づけも可能です。
ハーラン・カウンティは米国の激渋ソングライターでBrinsley Shwarzが熱烈リスペクトしていたJim Fordの代表曲からバンド名をとったものでした。音は白人R&Bが7割に、60年代的甘酸っぱいポップ色3割という感じの作りでしたが、ゲイリー＆スチューはちょうどこの割合を逆転させたようなサウンドです。
すべて自作の曲がとてもよくできていて、ビートルズを意識したような秀逸なメロディの連続です。ソングライターとしての才能全面開花って感じですね。掛け値無しで捨て曲一切なし。スチューの繊細で甘いヴォーカルやゲイリーとのデュエットもばっちり。ハーラン・カウンティ路線の熱いR&Bヴォーカルももちろん健在です。ちなみに日本盤帯のたたき文句は「ビージーズのように美しくサイモンとガーファンクルのように優しいデュエット・・・」ということでちょっと笑っちゃいますね。
当店的には「ハーラン・カウンティ」関連として捉えていますが、今世紀に入ってからはソフトロック、ソフト・サイケ方面から熱烈支持を受けていて評価急上昇。恐ろしいレア盤になってしまいました。
ソフトサイケ、ドリーミーポップの名作。

英国オリジナル盤。
※独自デザインジャケの激レア帯付日本盤白ラベルの見本盤も在庫していますので検索してみてください。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
[A]
1 Harlan Fare
　 Direct Link
2 Man Of Many Faces
3 Hey Man
4 Rainbow Coloured Morning
5 Lemon City
6 Sweet White Dove
　 Direct Link
[B]
1 Long Long Line
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2 Darlin' Jill
　 Direct Link
3 My Daddy Was A Movie Star
4 Good Lady Fair
5 Peek-A-Boo
　 Direct Link
6 Country Fever

All songs composed by Sulsh / Leathwood with some help by Barrie Guard.

Stuart Leathwood
Gary Sulsh
Arranged & Produced By Barry Guard. - A Carnaby Recording.

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