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*** LP ： ? / ?? / Arlequin / OST-8.004 ***
■　コンディション　■
A- / A
RW ; ジャケット表裏に薄いリングウエアがあります。
TOC-II ; 裏ジャケット左上に1cm×3cm内のセロテープが貼ってあります。
四隅に極軽い角打ちがありますが、ジャケット表裏への影響はありません。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のナコンディションです。
この商品はリプロ（コピー盤）です。

スペイン産アンダーグラウンド・サイケデリック・ファンク・バンド、Pan and Regaliz（パン・アンド・リガリッツ）の'71年唯一作にして大傑作です｡
どうやらGuillermo Paris（Vocals, Flute）を中心にしたプロジェクトのようです。
ざっくり説明すると、ヘヴィー・サイケと一風変わったアシッド・フォーク的な曲が並ぶのですが、とにかく喩えようのない個性的なサウンドです。
ヘヴィー・サイケな曲は、バンド編成からすればジェスロ・タルのデビュー作、重苦しさからいえばハイ・タイドの2作目（ViolinとFluteを入れ替えたら一番近いかもです）あたりが一番近いのかな？？？
酩酊したアシッドなヴォーカル、吹き荒ぶフルート､キラー・ファズ&ワウ･ギター、重くうねるリズム隊と、アングラ臭がモヤモヤと充満する絵に描いたようなサイケデリック・ミュージックです｡
一風変わったアシッド・フォーク的な曲では、エスニックな感じがムンムンとしていて、Meic StevensやKevin Ayersに近い感触があります。
効果音も使っていますが、スペイシーではなく、ヅブヅブと心臓に突き刺さってくるようで、アングラ臭がムンムンします。
特にこのバンドを際立たせているのは、ファンクとしか言いようのないリズム隊でして、米国西海岸のように楽天的なものではなく、思い切りダウナーで呪術的なところに嵌ると、抜けられなくなります。
再発のCDは曲順が変わり、さらにジャケットまで変わってしまい興醒めです。
【収録曲】
A-1. I Can Fly (3:36)
A-2. Today It Is Raining (9:14)
A-3. When You Are So Bringdown (3:09)
B-1. One More Day (3:23)
B-2. Waiting In The Monsters Garden (3:07)
B-3. Dead Of Love (3:12)
B-4. Thinking Of Mary (3:24)
B-5. A Song For The Friends (3:16)
【参加メンバー】
Arturo Domingo / bass, voice
Alfonso Bou / guitars, voices
Pedro Van Eeckhout / drums, perc
Guillermo Paris / vocals, flute, harmonica, mouth harp

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