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*** LP ： UK / 95 (71) / Audio Archives / PAM 005 ***
■　コンディション　■
B+ / A
RW ; 表ジャケットに極薄いリングウエアがあります。
TOC-I ; 裏ジャケット左上に1.5cm×1cm以内のテープの剥しによる破れがあります。
盤面にはひげが数本あるだけで気になる擦れなどはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
歌詞カード付属。

妖精オベロンをバンド名にし、シェイクスピアの戯曲をアルバム・タイトルにした本作は、「世界一高額なフォーク・アルバム」といわれます。
Oxfordの学生を中心に'70年結成され、71年に残されたオリジナルは僅か150枚のプライヴェート・プレス盤しかないそうです（これは95年に最初に出た再発です）。
物悲しくて清楚な女性ヴォーカルと歌声とヘタウマな男性コーラスの妙、透明で胸に溶け入りそうなアコースティック・ギター、フィドル、フルート、パーカッションの響きは妖しげな雰囲気でアシッド臭が満開、かつ英国的な土着的な呪術性もあります。
フルートとパーカッションに美しい女性ヴォーカルに被さるトラッドのA-1、9分にも及ぶインクレディブル・ストリング・バンドみたいにダラダラとした曲調かと思うと突然フィドルが暴れ出すA-3、ジャズ色強くカバーしたスタンダードB-1、始り方が極美なフォークこれはたまらんと思ったら突如フルートが爆発する8分超のプログレ・フォークと、やりたい放題です。
万番人に受け容れられる内容ではありませんが、強烈な個性にマニアの評価の高さも納得の一枚です。
【収録曲】
A-1. Nottanum Town (4:55)
A-2. Peggy (2:46)
A-3. The Hunt (9:04)
A-4. Syrinx (2:50)
B-1. Summertime (5:08)
B-2. Time Past, Time Come (3:56)
B-3. Minas Tirith (8:27)
B-4. Epitaph (3:35)

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