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*** LP ： Japan / 72 / 東芝音楽工業 / LLP-80496 ***
■　コンディション　■
B+ / A
RW ; ジャケット表裏に薄いリングウエアと軽い擦れがあります。
四隅に軽い角打ちがありますが、極厚ジャケットのためジャケット表へのダメージはありません。
四辺はところどころ薄く白っぽくはげていますが、極厚ジャケットのためすぐに「抜け」ることはないでしょう。
歌詞の載った内ジャケット全体に染みがあるので、ジャケットのコンディションは「B+」としました。
盤面にひげがあるので「A-」にしましたが、気になる擦れはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
帯は付いていませんが、詳細なライナーと対訳は付いています（歌詞は内ジャケに掲載）。

英国ブライトン出身のSSWアラン・テイラーのあまりにも英国的な71年の2ndはジェントルで格調高い、英国SSWアルバムの金字塔的な作品です。
1枚目の「Something」と米国録音で黙殺されている3rd（実は、とんでもない名盤ですよ）は知られていますが、本作はレア度も含めて彼の作品の中では群を抜いてNo.1でしょう。
前作と較べて1曲以外は自作ナンバーとなり、SSW的な色合いが強まり、個人的には本作が内容もジャケも彼の最高傑作だと思います。
美しいメロディー、ジェントルな彼のヴォーカル、格調高いギター（管楽器との絡みが素晴らしい）とどれもが素晴らしく、メロディーもアレンジも質に自然体なのです。
オープニングの「Belfast '71」が流れ始めた瞬間に、完全ににノックアウト……捨て曲歌無しの本作ですが、個人的なお気に入りはA-1、A-3、A-4、そして7分近いB-1あたりですね。
石と草の匂いを連想させる英国産フォークならではのくすんだ輝きを放つ本作なのですが、次作をアメリカで録音することになることを予感させる部分もあり、この辺りが一筋縄ではいかずに、大傑作とされる由縁なのでしょう。
【クレジット】
A-1. Belfast '71 4:46
A-2. Still He Sings 2:20
A-3. The Morning Lies Heavy 3:12
A-4. Something's Changed 2:35
A-5. Let Me Be 4:21
B-1. The Boy and Mantle 6:40
B-2. The Lady 2:32
B-3. Cain 2:42
B-4. Simple Song 3:05
B-5. My Lady 1:40
All songs except "My Lady" composed by Allan Taylor andpublished by Warlock Music Ltd. (USA Ackee Music Inc. ASCAP).
"My Lady" by Ian Matthews, Campbell-Connelly Music Ltd.
Arranged by Tony Cox.
Recorded at Sound Techniques, Chelsea, London.
Engineer: Vic Gamm
【参加ミュージシャン】
Allan Taylor: Acoustic Guitar
Andy Roberts: Electric and Acoustic Guitar
Dave Mattocks: Drums
Bob Ronga: Bass
Pete Stanley: Banjo, Dulcimer
Tony Cox: Keyboards
Ian Matthews and Royston Woods: Backing Vocals
Tony Halsted: Horn
Robbie Hewlett: Bass
John Wibraham: Trumpet

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