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*** LP ： UK 1981 / Clare / Isla 1 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケット：四辺四隅ともダメージがなく、中古としては申し分のないコンディションです。
ディスク：ひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
マトリクスは「1A-2 // 1B-2」
PATENT NO.入り白インナーバッグ付属（破れなし）。

アイラ・セント・クレアは10代前半からフォーク・シンガーとして活躍しいたそうですが、アルバムはポップ色の強いものばかりで、フォーク色を打ち出したものは71年作と本作だけでしょう。
スコットランド出身のアイラ・セント・クレアは、彼女の母親及び同郷の先達ジーニー・ロバートソンとロバートソンの娘リジー・ヒギンズからレパートリーの多くを教わったそうです。
つまり純トラディストとしてのアルバムをもっと作っていてもいいと思うのですが、デビュー作以降その路線でアルバムを残さなかった理由は分かりません。
本作はSteeleye SpanのRick Kempがプロデュースとベースを担当し、リサーチをMaddy Priorが担当しています。
「純トラディスト」というと重苦しくて苦手という方にも本作は実に軽やか。
思うに多くのトラディショナル・シンガーがオバハンになってからのデビューですが、本作録音時のアイラはまだ29歳で声が若々しいことに起因するのでしょう。
しかも幼い頃から伝統的唱法に慣れ親しんできただけに、「エレクトリック・トラッド」と言われる方面の斜に構えた視点とは違い、自然体でまったく気負いがなく、しかも伝承歌をポップスのように軽やかに歌いこなしています。
ちょっとハスキーで、なんともキュートで、よく弾むアイラのクリスタルなヴォーカルは、うっとりするほど魅力的です。
無伴奏の伝承歌を歌っていても、まったく退屈ではなく、心がときめき思わずポッと頬を赤らめてしまうほどです。
Steeleyeを含むサポート・ミュージシャンがアイラの声を引立たせることに徹しているのでしょう。
Steelye Spanのカバーでお馴染みの「The Black Miner」他、有名トラッド曲を多数収録しており、純英国トラッド入門盤としても最適かもしれません。

【クレジット】
Producer ; Rick Kemp
Resarch ; Maddy Prior
Guitar ; John O’Connor
Keybords ; Richie Close
Bass ; Rick Kemp
Drums, Percussion ; Nigel Pegrum
Fiddle ; Bob Loveday
【収録曲】
Side One Rogues And Rascals
「Rogues And Rascalis」
1. Savoy
2. Auide Ye Streams
3. A Smuggler’s Song
4. Shooting Goschen’s Cook-Ups
「Farmera And Fishrmen」
1. The Plooman Laddies
2. Three Score And Ten
3. The Machiner’s Song
4. The Fishman’s Wife
Side Two Miners And Mill Girls
「Rogues And Rascalis」
1. Trimden Grancge Explosion
2. The Blod England Navvy
3. The Black Miner
4. The Weaver And The Factory Maid
「Travelling People」
1. The Gallant Frigate Amphireite
2. The Yellow Handerchife
3. The Curragh Of Kildare
4. Goodbye To Thrty Foot Tarailer
5. Copshawholme Fair

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