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*** LP ： USA / 77 / Antills / AN 7041 ***
■　コンディション　■
B+ / A
RW ; ジャケット表裏に薄いリングウエアがあります。
CO ; ジャケット右上に2mm×8mm程の切込みがあります。
TOC-I ; ジャケット右上に3mm×1cmほどのシールの剥し痕があります（剥がれてはいませんが、薄く糊が残っています）。
四辺四角には使用感はありますが、抜けなどの大きなダメージはありません。
ジャケットはダメージを列挙しましたがいずれも軽めのもので、中古としての全体の評価は「A-」寄りの「B+」です。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としてはこれ以上は望めないコンディションです。

マーティン・カーシーとデイヴ・スォーブリックが71年に英国ペガサス（Pegasus）から発表したコンピレーションで、アメリカではこの77年盤が初出のようです。
内容は、67年の「Byker Hill」から6曲、68年の「But Two Came By」から3曲、そして67年のレアなEP「No Songs」から3曲を収録しています。
なんといっても入手難関盤のEP「No Songs」から、A-3「The Irish Washerwoman/The Ash Plant」、B-1「The Banks」、B-3「Grey Daylight/Jenny’s Chickens」3曲収録されているのが貴重です。
しかしま〜、2人とも20代半ばをようやく過ぎたばかりとは思えない滋味な歌唱と演奏をじっくりと聴かせてくれます。
バラッド（バラードと混同している方も多いと思いますが、無伴奏で旋律を交えて歌われる口承説話のことです）、歌と楽器、ジグやリールなどの典型的なインスト演奏を披露しており、正統派トラッド入門盤として本盤以上のものはないかもしれません。
雰囲気タップリのジャケットもたまりませんね。
それにしても、マーティン・カーシーの圧倒的なのに押し付けがましくない歌唱力（個人的にも全てのジャンルで好きな歌手の5人に文句なく入ります）と、マーティン・カーシーとデイヴ・スォーブリックの演奏力には舌を巻くばかりです。
お求め安いアメリカ盤でどうぞ。
【収録曲】
A-1. The Man Of Bournham Town
A-2. Creeping Jane
A-3. The Irish Washerwoman/The Ash Plant (Ireland)
A-4. Lucy Wan (Child#51)
A-5. Matt Hyland
A-6. The Wife Of The Soldier (Brecht/Scott)
B-1. The Banks
B-2. The Bloody Gardener (A. L. Lloyd)
B-3. Grey Daylight/Jenny’s Chickens
B-4. Gentleman Soldier (England)
B-5. Long Lankin (Child#93)
B-6. Davy Lowston
【参加ミュージシャン】
Martin Carthy ; vo, g
Dave Swarbrick ; fiddle, mandolin

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