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*** LP ： Japan / Mid 80’s / Polydor (Verve) / 18MM 0526 ***
■　コンディション　■
A- / A
純白の表裏ジャケットには染みや角打ちもないのですが、何故か見開きジャケットの折り返し上部に薄らと茶色くなっているので厳しく「A-」にしました。
盤面には各面ひげが2本ずつあるだけで擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
帯は付いていませんが、ライナーと歌詞は付いています。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドがニコを迎えて67年に発表したデビュー作です。
今では説明無用で、あらゆる「オールタイム・グレイテスト・アルバム」で常にトップ10に入りますが、発売時のセールスは本国でも悲惨……本作の日本初発売がルー・リードがヒットした後の73年ということからも当時の認知度の低さを窺い知ることができます。
今ではスタンダードとなったアルバムの内容は説明無用でしょう。
ひとつだけ言えるのは、今の時代になって聴くとビックリするくらいポップで聴き易いということですね……強烈なドラッグ臭は漂っていますが。
本作の最大の問題は、アンディ・ウォーホルがデザインしたバナナ絵のステッカーが貼られたジャケットもコンディションと言っても過言ではないでしょう。
バナナの絵の端には「Peel Slowly and See（ゆっくりはがして、見ろ）」と書かれているため、初期盤はおろか再発盤でもバナナのシールを剥がそうと格闘した痕跡があるものがほとんどです。
これですが、バナナの柄の部分（上部の黒い部分）に幅1mmほど爪で引っかいたような痕があるだけで、ステッカーは綺麗に貼られています。
また非コーティングの純白ジャケットのため、染みや汚れの目立つものが多いのも本作の悩ましいところですが、内ジャケ上部に薄らとした変色があるだけで表裏ジャケットは綺麗です。
裏ジャケット左上にバーコードのある80年代半ばのプレスですが、コンディションは中古としては「上の中」といったところです。
アナログで抑えておきたい方は是非！
世界遺産級の大名盤。
【参加メンバー】
Lou Reed ; Lead Guitar, Ostrich Guitar, Vocal
John Cale ; Electric Viola, Piano, Bass Guitar
Sterling Morrison ; Rhythm Guitar, Bass Guitar
Maureen Tucker ; Percussion
Nico ; Chanteuse
Produced bu Andy Warhol except A-1 (Tom Wilson)
【収録曲】
A-1. 日曜の朝 - Sunday Morning (Reed/Cale)
A-2. 僕は待ち人 - I'm Waiting for the Man (Reed)
A-3. 宿命の女 - Femme Fatale (Reed)
A-4. 毛皮のヴィーナス - Venus in Furs (Reed)
A-5. ラン・ラン・ラン - Run Run Run (reed)
A-6. オール・トゥモロウズ・パーティーズ - All Tomorrow's Parties (Reed)
B-1. ヘロイン ? Heroin (Reed)
B-2. もう一度彼女が行くところ - There She Goes Again (Reed)
B-3. ユア・ミラー - I'll Be Your Mirror (Reed) *
B-4. 黒い天使の死の歌 - The Black Angel's Death Song (Reed/Cale)
B-5. ヨーロピアン・サン - European Son (Reed/Cale/Morrison/Tucker)
*　B-3はモノラル録音

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