その他の画像：クリックして拡大画像が見られます

*** LP ： USA / 68 / Verve Forecast/ FTS-304 ***
■　コンディション　■
B / B+
SPSE ; ジャケットの底が7cmほど割れています（極厚ジャケなので、ジャケの表裏にダメージはありません）
RW ; ジャケットにはリングウエアがあります。
4角に角打ちがあり、背の上下は1cm程度の剥がれがあります。
盤面にはひげが散見され、また紙擦れがあるので「B+」にしましたが、聴いた限り気になるノイズは拾いませんでした。

ティム・ハーディンの68年4月10日のNYCのライブを収録した大傑作です。
ファンには当たり前なのですが、ティムの尖鋭さは一般的にはほとんど語られていないと思う。
まずもって、65年にディランがエレクトリック化したことは今でもセンセーショナルなトピックとして語られていますが、ティム・ハーディンは64年に実践しています。
もう一つは、フォーク畑以外のミュージシャンを率先して起用したことでしょう。
本作でも、マイク・マイニエリ、エディー・ゴメス、ドナルド・マクドナルドといったジャズ、フージョン方面で70年代になって引っ張りだこになるミュージシャンを登用しています。
とにかく生々しい臨場感にあふれたライブ盤でして、歌心に満ちたティム・ハーディンの弾き語るヴォーカルを引き立てる控え目でジャージーな演奏は非の打ち所がありません。
ロッド・スチュワートでもお馴染みのA-2「Reason To Believe」、近年ではボッサ・グルーヴとして人気らしいA-4「Misty Roses」、永遠の名曲B-3「If I Were A Carpenter」など初期の自作曲を大胆にジャージーにアレンジして聴かせてくれるセンスはただごとではありません。
時事ネタを取り込み世間的にもセンセーショナルだったディランにゃ負けるが、バンドのエレトリック化や異ジャンルのミュージシャンの登用などはディランの先をいっていた！
ティム・ハーディンの「尖鋭さ」は語り継がれねばなりません！
人生も繊細すぎたティム・ハーディン……痛すぎんだよな〜……
本作と『Bird on a Wire』は個人的に「永遠の無人島盤」です。
「基本中の基本」の大名盤！
【収録曲】
A-1. The Lady Came From Baltimore 2:00
A-2. Reason To Believe 2:30
A-3. You Upset, The Grace Of Living When You Lie 4:05
A-4. Misty Roses 4:35
A-5. Black Sheep Boy 2:05
A-6. Lenny’s Tune 6:45
B-1. Don’t Make Promise 4:02
B-2. Danville Dame 6:15
B-3. If I Were A Carpenter 3:20
B-4. Red Ballon 3:21
B-5. Tribute To Hank Williams 3:55
B-6. Smugglin’ Man 3:30
【参加ミュージシャン】
Tim Hardin ; Vocals, Guitar, Piano on A-6
Donald MacDonald ; Drums
Warren Bernhardt ; Piano, Clavinet
Daniel Hankin ; Guitar
Eddie Gomez ; Bass
Mike Mainieri ; Vobes
Recorded Live at Town Hall, NYC on April 10, 1968

※ご注文商品の発送は、毎週水曜日、土曜日に行っています。
※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
★ご注文受付のメールが届かない場合
ご注文後通常は数分以内に「ご注文ありがとうございます」という自動メールが届きます。このメールが届かない場合はサイトのお問い合わせからお電話番号を添えてその旨ご連絡ください。
ご登録いただいたメールアドレスの入力間違いか、受信拒否設定をされていることが原因のことが多いです。
またまれにスマートフォンのキャリアメール（docomo.ne.jp, ezweb.ne.jp, softbank.ne.jp等）宛のメールが届かないことがあります。