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*** LP ： ?? / Early 90’s (69) / Eclipse / 88 ***
■　コンディション　■
A- / A
表ジャケットの純白の部分にポチポチと小さな染みがいくつか浮いていつので「A-」にしましたが、気になる角打ちや抜けなどはありません。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

後にアトミック・ルースター（Atomic Rooster）、ハード・スタッフ（Hard Stuff）、シン・リジー（Thin Lizzy）に参加するジョン・カーン（John Cann）や幻の英国ハード・ロックバンド、ファジー・ダック（Fuuzy Duck）へ参加するMick Hawksworth等が在籍したバンドの唯一作（69年）です。
ジョン・カーンの本作に至るまでの経緯もなかなかのもので、硬派のモッズ・バンドのアタック（The Attack）で活動後、英国サイケの名盤、ファイヴ・ディ・ウィーク・ストロー・ピープル（Five Day Week Straw People）でも録音を残しています。
さて、本作のオリジナルは古くから激レア盤として知られていますし、（レーベル以外は）オリジナルに忠実なこのリプロも近年めっきり見かけなくなりました。
サイケデリック色を残したプレ・ハード・ロックの怪作で、サイケデリックからプログレやハードへの移行期ならではの「時代の空気」が閉じこめられています。
ピート・タウンゼント（Pete Townshend）のプロデュースを断ったという逸話もあるとおり、ホルストの『惑星』をアレンジした先進性があり、またトリオ編成とは思えないバンド・アンサンブルも強力です。
時折メローな一面も覗かせますが、全編で暴れまくる傍若無人なジョン・カーンのギターが一番の聴きどころでしょう。
アタック時代の未発表曲のA-1「Too Old」を、よりヘヴィーに収録していることにも注目です。
未発表音源も幾つか出ているバンドですが、私自身は結局本作しか聴かないですね。
残念ながら、ジョン・カーンは2011年9月21日に亡くなったそうです。
【参加メンバー】
John Cann ; Guitar, Vocal
Mick Hawksworth ; Bass
Ian McLane ; Drums
【収録曲】
A-1. Too Old (John Cann) 5:00
A-2. Day Of The Change (John Cann) 5:00
A-3. And Now The Sun Shines (John Cann) 4:04
A-4. Turns To Dust / 3 Parts (John Cann) 6:50
1) Discovery (3:35)
2) Sanctury (1:40)
3) Determination (1:30)
B-1. Return To Sanity / 3 Patrs (John Cann) 8:27
1) Breakdown (2:15)
2) Hope (5:35)
3) Conclusion (0:47)
B-2. The Reason (Mick Hawksworth) 3:34
B-3. I Can’t Stop The Sun (John Cann) 2:13
B-4. When The Stop / 3 Parts (John Cann) 8:38)
1) The Traveller (3:34)
2) Turning Point (1:52)
3) Journey’s End (3:02)

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