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*** LP ： UK / 77 / Vertigo / 6641 703 (2LPs) ***
■　コンディション　■
B+ / A-
RW ; ジャケット表裏に薄いリングウエアがあります。
SOC ; 表ジャケット右下に直径5cmほども「Import」シールが貼ってあります。
WOC ; 曲目のクレジットに、おそらく以前の所有者のお気に入り曲であったことを示す、赤ボールペンで2mm以内のチェックが入っています。
盤面にひげはないのですが、紙擦れがあるので「A-」にしました。
PATENT NO.入り白インナーバッグ（破れなし）は1枚のみです。
マトリクスはA面から順に、「1Y//1, 2Y//2, 1Y//2, 2Y//1」。

チャップマン・ホイットニー（Chapman Whithny）名義の大傑作アルバム「ストリートウォーカーズ」をそのまま発展させてバンドにしちゃったストリートウォーカーズの77年2〜3月の英国ツアーを収めた2枚組のライブです。
ロジャー・チャップマンが元ファミリーということもあり、聴いてもいないのにプログレ・アレルギーを発症するのか、英国的土草系ロック・ファンから見向きも去れない傾向にありますが、「聴かず嫌いは哀しい……」と声を大にして申し上げましょう。
時は77年……パンクの嵐が吹き荒れているのもなんのその、ロジャー・チャップマンのハスキーボイスをメインに、ブルースロックを基本にして、ジャズやプログレのエッセンスが見え隠れするサウンドはブリティッシュ・ロックの王道をかましまくっています。
しかもライブということもあって曲が長尺……まさに瞬発力が勝負のパンクとは真っ向から対立する「ゆとり」と申しますか、粘っこいグルーヴ感がシツコクテたまりません！
メンバーは、サードと同じロジャー・チャップマン、チャーリー・ホイットニー、ボブ・テンチ、ブライアン・ジョンストン、マイケル・フィート、デイヴ・ドウルの6人編成。
主にファーストとセカンドからのナンバーを中心に収録されており、さらにファミリーの「バーレスク」からも、「バーレスク」と「マイ・フレンド・ザ・サン」が収録されているのも涙です。
チャップマンのパワフルなボーカルとホイットニーとテンチのギターを中心に、メロディアスなベースとタイトなドラムが、一体となって盛り上がる演奏はテンションが高く、単純に格好いいです。
【収録曲】
A-1. Chilli con Carne (Chapman / Whithney)
A-2. Crazy Charade (Chapman / Whithney / Tench)
A-3. Walking on Waters (Chapman / Whithney)
B-1. Toenail Draggin' (Chapman / Whithney)
B-2. Mama Was Mad (Chapman / Whithney)
B-3. Me an' Me Horse an' Me Rum (Chapman / Tench)
C-1. Dice Man (Chapman / Whithney)
C-2. My Friend the Sun (Chapman / Whithney)
D-1. Run for Cover (Chapman / Whithney)
D-2. Burlesque (Chapman / Whithney)
D-3. Can't Come In (Chapman / Tench)
【参加ミュージシャン】
Roger Chapman ; Lead Vocals
Charlie Whitney ; Guitar and Slide Guitar
Bobby Tench ; Guitar and Vocals
Micky Feate ; Bass and Vocals
David Dowle ; Drums and Percussion
Brian Johnstone ; Keyboards and Vocals

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