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*** LP ： UK / 95 / Lost Moment Ent / LM 12051 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットはリングウエアも角打ちのなく、中古としては申し分のないコンディションです。
なお現行のCDはダサダサのイラストが使用されていますが、オリジナルは本作になります。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

アートウッズの解散後、残っていたレコード契約を消化するために、アート・ウッズがスティーヴ・マリオット脱退後のスモール・フェイセズをリクルートし実現したユニットで、当時ジェフ・ベック・グループに参加していた弟のロン・ウッドを誘ったことで、ロッド・スチュワートに参加も実現しました。
図らずもスモール・フェイセズとフェイセズのミッシング・リンクを繋ぐ音源（69年5月のデモ・レコーディング）となりましたが当時は未発表、このグループ自体も僅か2ヶ月ほどで消滅し、ようやく95年になって陽の目を見ました。
このての発掘音源の場合、内容が伴わないことが多々ありますが、ここに残されたアート・ウッド作の3曲まったくそんなことはありません。
B-2はA-1と同じ曲のインスト・ヴァージョンなので事実上2曲なんですが、ただのインストと侮るなかれ！　ロン・ウッドのスライドなどバンド・アンサンブルを堪能できるのですよ。
見事にスモール・フェイセズの後期とジェフ・ベック・グループのヘヴィーでグルーヴィーなサウンドが融合して、直後のフェイセズに直結するラフでファンキーでグルーヴィーな演奏です。
2曲ともアート・ウッドの書き下ろしですが曲のクオリティーが高く、アート・ウッドとロッド・スチュワートのツイン・ヴォーカルが大爆発しています。
本作録音直後にアート・ウッドは音楽業界から引退してグラフィック・デザイナーになったそうですが、フェイセズにアートが参加していたらと妄想を働かせるとワクワクしちゃいます。
なおロニー・レーンがクレジットされていますが、このセッションではロンがクリエーション時代に活動を共にしたキム・ガードナーがベースを担当しており、ロニー・レインは不参加（デモ・セッションの後に行なわれたいくつかのショウではロニーがベースで参加している）だそうです。
【収録曲】
A-1 Diamond Joe
B-1 Engine 4444
B-2 Instrumental
【参加ミュージシャン】
Art Wood: Vocals
Rod Stewart: Vocals
Ron Wood: Guitar
Ronnie Lane: Bass
Kim Gardner: Bass
Ian McLagan: Keybords
Kenny Jones: Drums

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