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*** LP ： Japan 1976 / ビクター(Invitation) / VIH-6011 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット：経年の薄シミ／薄汚れがそこそこ出ています。それ以外はぴんとした良品です。
ディスク：レーベルはヒゲがそこそこ出ています。盤面は薄スレちらほらの美品です。
中村とうよう、小泉文夫による6ページの読み応えのある詳細な解説付属。

欧米のサイケコレクターを震撼させた我らが芸能山城組。
人間の生の声の持つ深淵を見せてくれる山城組に駄作なし。どれから聴いてもOKです。
これは彼らの2作目。中村とうようプロデュース。
80年代後半に「ブルガリアン・ヴォイス」が日本中で大ブームになりましたが、こちらの方が10年早い！
日本人が、一生懸命「東欧伝承歌」をやっているのが素晴らしい！
声の重なり合う厚みのある表現は出色です。
以下、中村とうようの「自然のままの人間の声の響き」からの引用です。
「この第2作では、芸能山城組の合唱団としての側面（それはこの団体の主要な側面であるわけだが）をクローズアップしている。 全曲が無伴奏の合唱であり、合唱団山城組の実力と、その合唱サウンドのユニークさを、世に問うアルバムなのである。（中略）この合唱サウンドの秘密はひとえに、ふつうの合唱団のようにクラシックふうのトレーニングを受けた発声でなく、われわれふつうの人間がしゃべったり歌ったりする自然の声、ナマな声、つまり地声で歌っているところにある。 地声による合唱という、多くの合唱人たちが不可能と思い込んでいたことを、コロンブスの卵のようにやってのけたところから、こんにちの芸能山城組のユニークな方向性がスタートしたのだった」。



A1 陽は沈む（ブルガリア民謡）
A2 カライ・モーメ (さあ行きましょう、娘さん) （ブルガリア民謡）
A3 スリコ（グルジア民謡）
A4 夕暮れのヤナ（ブルガリア民謡）
A5 今年起こったこと（ロシア民謡）
A6 果てもなき荒野原（ロシア民謡）
B1 わたしの亜麻畑（ロシア民謡）
B2 そそりたつ岩（グルジア民謡）
B3 お前は何の花（ブルガリア民謡）
B4 踊り上手なペトルンコ（ブルガリア民謡）
B5 ハッサンベッグの歌（グルジア民謡）
B6 トドラは夢みる（ブルガリア民謡）

Design 田中一光
Directed By 岩田広之
Engineer [Mastering Engineer] 中村公平, 山口光雄
Engineer [Recording Engineer] 依田平三, 松下和義
Illustration 滝野靖夫
Producer 中村とうよう
Production Manager [製作] 小藤武門

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