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*** LP ： UK 80s / Edsel / ED 299 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケット：ほとんど使用感のないぴんとした美品です。
ディスク：レーベルは片t面のみ微細なヒゲが1本。盤面は紙スレ程度の美品です。

ジーン・クラークの「ノー・アザー」。
大名作"White Light"の陰に隠れている気がしますが、トーマス・ジェファーソン・ケイのプロデュースで、74年にAsylumから発表されたアルバム。"White Light"をプロデュースしたジェシ・エド・デイヴィスも、随所で印象的なギター・プレイを披露しています。
Leland Sklar、Russ Kunkel、Mike Utley、Jerry McGeeの4人を基本バンドとして、曲によってJesse Ed Davis、Danny Kortchmar、Craig Doerge、Chris Hillmanといったミュージシャン達が華を添えています。
虚飾をはぎ取ったようなシンプルさの極地だったホワイトライトと比べると、音数も多く、前に出るような音作りがされており、ここが本作の評価をイマイチ低くしているのでしょうか？
冒頭の「Life's Greatest Fool」は当時のイーグルスのような感じの曲でおなじみのジーン節とはちょっと違いますが、ジェシ・エドのニュアンスに富んだギター・ソロを思い切り堪能できます。
2曲目以降は、「孤独」や「放浪」といったキーワードが似つかわしいおなじみのジーン節が全開となります。
白眉はB-1の「From A Silver Phial」で、ゴスペル調のコーラスがジーンのヴォーカルときちんとマッチしており、エンディングのジェシ・エドのギターとマイク・アトリーのキーボードの絡みが絶妙です。
ラストの「Lady Of The North」は盟友Doug Dillardと共作した6分以上あるプログレ・フォークと言ってもいい曲長い曲ですが、アルバムの最後にふさわしい素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
意外と持ってない人が多いこのアルバムですが、おすすめです。

80年代の英国再発盤美品です。


※後半にデモを含んだCD音源です

A-1 Life's Greatest Fool Clark 4:44
A-2 Silver Raven Clark 4:53
A-3 No Other Clark 5:08
A-4 Strength of Strings Clark 6:31
B-1 From a Silver Phial Clark 3:40
B-2 Some Misunderstanding Clark 8:09
B-3 The True One Clark 3:58
B-4 Lady of the North Clark, Dillard 6:04

Ronnie Barron ; Vocals
Stephen Bruton ; Guitar
Gene Clark ; Guitar, Arranger, Vocals
Jesse Ed Davis ; Guitar
Craig Doerge ; Keyboards
Buzz Feiten ; Guitar
Richard Greene ; Violin
Chris Hillman ; Mandolin
Thomas Jefferson Kaye ; Arranger, Producer
Clydie King ; Vocals
Danny Kortchmar ; Guitar
Russ Kunkel ; Drums
Joe Lala ; Percussion
Claudia Lennear ; Vocals
Sherlie Matthews ; Vocals
Jerry McGee Guitar
Timothy B. Schmit ; Vocals
Leland Sklar ; Bass
Butch Trucks ; Drums
Mike Utley ; Keyboards

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