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*** LP ： UK / 74 / Island / ILPS 9286 ***
■　コンディション　■
A- / A
RW ; ジャケット表裏に極薄いリングウエアがあります（茶地の裏ジャケット上下は少々目立ちます）。
裏ジャケットの背表紙近く2cmほどのところに皺がよっています。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては上々のコンディションです。
マトリックスは「A-2U // B-3U」

英国を代表するブルー＝アイド・ソウル・シンガーながら、人気の面ではイマイチぱっとしない本格派のヴォーカリスト／ギタリスト、Jess Roden。
R&B／ジャズ・ロック・バンド、Alan Bown (Set)、米南部サウンドの影響の色濃いBronco、Ex-Doorsと組んだButts Bandを経て、74年にセルフ・タイトルで発表したのが本作です。
本作を出す直前には、Deep Purpleを抜けたIan Guillanの替わりに加入するという話もあったそう……
74年に発表された本作は紛れもなくブリティッシュ・ロック史に残る隠れた名作の一つ……というか過小評価も甚だしい（怒）。
ドリフターズの名曲「On Broadway」のカバーを除く8曲がJess Rodenのオリジナルで、録音はニュー・オーリンズとロンドン（プロデューサーは２人（Chris BlackwellとAllan Toussaint）。
特に素晴らしいのは、Allan Toussaintプロデュースのニューオリンズ録音で、Leo Nocentelli、George Porter（強力！）、Art Neville、Joseph Modeliste、つまり絶頂期のMeters（この年、Metersは歴史的名盤「Rejuvenation」を発表）がバックを勤めた4曲が強力すぎます（そういえば同年、Alan Bown Set時代からのライバルであるRobert Palmerも「Sneakin' Sally Through the Alley」を発表していますね）。
ロンドン録音も、本作にいたるまでの交友関係で固められており、ニューオリンズ録音に比べるとファンキーさは交代するものの、上質の英国スワンプを聴かせてくれます。
【収録曲】
A-1. Reason to Change ＊ A-2. I'm on Your Side A-3. Feelin' Easy ＊ A-4. Sad Story ＊
B-1. On Broadway B-2. Ferry Cross B-3. Trouble in the Mind ＊ B-4. What the Hell
【主な参加ミュージシャン】
Jess Roden - Vocal, Guitar, Drums, Bass
Leo Nocentelli - Guitar
Steve Webb - Guitar, Vocals
Bruce Robertson - Guitar, Vocals
Charlie - Wah Wah Guitar
George Porter - Bass
Mickey Feat - Bass
Pat Donaldson - Bass
Richard Bailey - Drums
Pete Hunt - Drums
Simon Kirke - Drums
Rebop Kwaku Baah - Percussion
Allen Toussaint - Piano, Conga
Art Neville - Organ
John "Rabbit" Bundrick - Organ, Piano
Mick Weaver - Fender Rhodes

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