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*** LP ： Belgium 1979 / Parsifal / 4000/411 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット：非コーティング繊細な紙質のぺらジャケ、しかも薄いクリーム色という厳しい条件です。四隅、上下辺薄スレ、背表紙は中央部1cmほどのハゲ。正面は薄スレちらほら、右上シールの剥がし跡、開口部中程に2cmほどの紙の切れ。裏面は薄汚れ、右上シールの剥がし跡。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面は紙スレ程度の美品です。
元々のものと思われる内袋付属。
歌詞カードは欠品のためコピーをお付けします。

密かにディープなマニアの間で語り継がれてきた英国のシンガー・ソングライター、ロリー・マクナマラの79年作。
ロリーはロンドンのフォークシーンで活動をはじめ、Mick Softleyと一緒に旅をしたり、まだデビュー前のDick Gaughanと組んで演奏したりといった経歴の持ち主です。
本作はベルギーのみで発売された遅すぎたデビュー作です。
録音もベルギーで行われており、バックのミュージシャンも現地組のようです。
シンガーソングライターと言いましたが曲はほとんどがBilly Marlowe（誰？）という人が書いており、素晴らしい曲ばかりなのではたして何者なのか以前から気になっております。
さてこのアルバム、聴いたことのある方は少ないと思いますが、これが実に味わい深いルーツ系シンガーソングライター作品の大傑作なのです。
ロリーのヴォーカルは渋みたっぷり、ちょっとデビュー当時のガイ・クラークを思わせる苦味と男の哀愁も感じさせ、ディラン風の歌いっぷりも惚れ惚れしてしまいますね。この手のシンガーソングライターがお好きな方なら思わず膝を打って納得してしまうことでしょう。
粒よりの楽曲が揃っているのも特筆もので、フォーキーな曲、カントリー風味の効いた曲、荘厳なオルガンをバックにしたフォークバラード等々捨て曲一切なし。曲ごとのアレンジも秀逸でとても完成度が高い作品です。
レア度は探してもほぼ時間の無駄で出会いがしらにかけるしかない逸品です。
ちなみにロリーは80年代から米国に活動拠点を移して84年には2nd"Still Got That Look In His Eye"を発表（これも名作！）、その後もCD時代の作品があります。
当店の大推薦盤！

オリジナル・ベルギー盤。













[A]
Barney
Salvation Railroad
The Ballad Of Dangerous George
Mama Rain
Grassback Blues
All Around The Watertank
[B]
Mama Was Right
You'll Never Know If You Lose
Many Good Men
Come Alive Across My Bed
The Goodnight Loving Trail

Dave Deighton
Ron Cottam
Doug Holloway
Peter Buurlage
Linda Keen
Harry van Buel
Jacky Edyn
Jean Slusny
Ghislain Slingeneyer
Tony Gyselink
Jean-Marie Aerts
Jimmy van Dorp
Tom Stuyp

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