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*** LP ： UK / 81 / Dingle’s / DIN 312 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットは四辺四隅ともダメージがなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげが数本とA-5〜6にヘアラインがある程度で、中古としては申し分のないコンディションです。

結成は75年と古いイングランドのトラッド・フォーク・ニューウェイヴ・バンド、パイワケットの81年のデビュー作。
カントリー・ダンスに根差しながらも、1930年代のジャズ風の音楽や南アフリカなどのワールド・ミュージックをミクスチャーしたりと「前衛的ながら伝統に根差した」不思議なバンドです。
レパートリーの大半が引用されている「English Dancing Master」というのは、ジョン・プレイフォードによって1651年に出版され、その後幾度も再販を繰り返してきた英国カントリー・ダンスの貴重なテキストです。
そこに今日的なアレンジを施して現代に蘇らせようという試みで真っ先に思い出すのはAshley Hutchingsの「Complete Dancing Master」ですが、このバンドは先述のようにジャズっぽい曲があったり、前衛的なアレンジを施したりで、一筋縄では行かない魅力があります。
曲ごとにメンバーが楽器を持ち替え、また男4人女2人によるスティーライを彷彿とさせる幻想的なコーラスの美しさも悶絶ものです。
80年代のデビューということで「軽く」見られがちですが、結成は75年……伝統に根差し、かつ自己流の解釈を施したという点では、FairportやSteeleye級の評価をされてもいいバンドでしょう。
【収録曲】
1. Halfe Hannikin
2. Harry the Tailor
3. The Weary Cutters
4. The Bonny Hawthorn
5. Two Sisters
6. Peppers Black/Tomorrow the Fox Will Come to Town
7. Kettle Drum/Goddesses/Parsons' Farewell
8. Hey The Up Go We/Jack-a-Lent
9. Reynardine
10.We Just Couldn't Say Goodbye
11. Aunt Hessy's White Horse
【参加メンバー】
Ian Blake ; Clarinet, Recorders, Sorano Sax, Bass, Piano, Keyboards, Vocals
Rosie Cross ; Bassoon, Hammer Dulcimer, Tambourine, Vocals
Mark Emerson ; Violin, Viola, Keyboards, Drum, Whistle, Vocals
Bill Martin ; Guitar, Accordion, Piano, Keyboards, Vocals
Laurie Harper ; Violin, Mandolin, Mandola, Bass, Vocals

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