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*** LP ： USA / 73 / Uni / 73141 ***
■　コンディション　■
A- / A
RW ; ジャケット表裏に極薄いリングウエアがあります。
背に若干の痛みがあります。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古盤としては申し分のないコンディションです。
歌詞カードと内袋完備しています。

「Dixie Chicken」にバックヴォーカルで参加しているトレット・フューリーの73年の１作目は、ローエル・ジョージのプロデュースでリトル・フィートが参加しています。
Little Feat以外にも、Bonnie Raitt、Freebo、Van Dyke Parks、Sneaky Pete Kleinowなど実に豪華な面々がバックアップ。
なのに、本作がバーバラ・キースやヴァレリー・カーターのような注目を集めないのは、フィート特有のグルーヴ感が希薄だからなのかな？？？
だとしたら、非常に勿体無いっす……本作にも参加しているボニー・レイットの西海岸的立場といってもいいでしょう。
ギタリストとしてスペンサー・デイヴィス（本作にも客演）他のアルバムに参加していますし、初期のボニーとの違いは彼女自身が大半の曲を自作している点でしょう。
彼女の書く曲はJuddie Sillにも匹敵する水準だと思うし、伸びやかでピュアーで清涼感のある歌声もウエストコーストの太陽を思わせます。
「フィート特有のグルーヴ感が希薄」と書きましたが、ビル・ペインのピアノは一発でそれと分りますし、フィート絶頂期のローエル・ジョージも彼女の資質を認めたが故に抑え目にした……と勝手に解釈しています。
オーソドックスな女性フォーキーものに、70年代初頭ならではの米西海岸フレイヴァーのエッセンスをまぶしたような雰囲気は、70年代のアメリカン・ロック好きには無条件で和めますよ。
大推薦です。
【主な参加ミュージシャン】
Spencer Davis, Lowell George, Bill Payne, Richie Hayward, Sneaky Pete, Bonnie Raitt, Freebo, Van Dyke Parks,……
Prod by Lowell George
【収録曲】
A-1 San Francisco Song Fure 3:21
A-2 My Love Mullington 3:33
A-3 Patrick's Sky Fure 4:31
A-4 Joseph Fure 4:31
A-5 Holy Roll Toledo Way 3:00
B-1 What's Gonna Happen When the Rainy Season Comes? Fure 3:00
B-2 Down Along the River Fure 2:42
B-3 Third Time Around Fure 2:45
B-4 Catalina Fure 5:56
B-5 Laughing Holidays Fure 1:55

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