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*** LP ： USA / 73 / Warner Bros. / BS 2711 ***
■　コンディション　■
C+ / B+
SPSE ; ジャケットの背が全面的に、背の上部が5cmほど割れています。
RW ; ジャケット表裏にリングウエアがあります。
裏ジャケット上部に2cm×10cmほどの破れがあります。
盤面にひげが数本あるだけなのですが、紙擦れと使用感があるので「B+」にしました。
発売当時の内袋（破れあり）とインサートが1枚付いています。

先日のジェームス・テイラーとキャロル・キングの来日公演で変わらぬギターを聞かせてくれたダニー・コーチマー（ダニー・クーチ）がジョー・ママ解散後の73年に発表した初ソロ・アルバムです。
90年代半ばにサバービア／クラブ・ブームで再脚光を浴びた本作は、何人かのゲスは迎えている者の、基本的には彼がヴォーカル、ギター、ベースはおろかドラムまで演奏しています。
90年代に再脚光を浴びた時に聴きなおして気付いたのは、視点（耳点？）が変わると、以前はつまらなかった曲も面白く聴こえるということでした。
どうせならジョー・ママで録音してくれていたら（実は発掘中だったりして……）という無い物ねだりは今も変わりませんが、別の角度から再脚光をおかげで「私の中では大傑作」となりました。
スワンプ、ソウル、スワンプ、ニューオリンズ・ファンクにちょっぴりのジャズっぽさと、当時のクーチがやりたいことをほとんど一人でやりきったところに潔さがあり、クーチ自身から湧いてくるグルーヴを残すことができたのでしょう。
全曲クーチの書き下ろしで、ソングライターとしての資質の高さも裏付けています。
愛聴盤とは言えませんが、時折無性に聴きたくなるアルバムです。
【収録曲】
A-1. Put Your Dancing Shoes On
A-2. Up Jumped The Devil
A-3. Got To Say So Long
A-4. For Sentimental Reasons
A-5. Burnt Child
B-1. You’re So Beautiful
B-2. My Mind Made Itself Up About You
B-3. Don’t Jump Salty
B-4. Come Stollin’ Now
【参加ミュージシャン】
Danny Kortchmar ; Guitar, Drums, Bass, Vocals, Producer
William Smith ; Organ, Piano, Vocals
Craig Doerge ; Keyboards
Jim Horn ; Flute, Recorder, Saxophone, Wind
Doug Richardson ; Saxophone

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