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*** LP ： ?? / Early 90’s (73) / ?? / 091331 ***
■　コンディション　■
A / A
20年位前に出た再発盤ですが、純白のジャケットにもかかわらず、リングウエアや汚れはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげが数本あるだけで、気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

遠い昔からコテコテの自主盤フォーク(73年)として、聴きたきゃ「人生捨てよう」価格で取引されていた「幻の名盤」です（当然、これは再発です）。
好き者には本作の評価はいきわたっていると思いますが、まずはアルバムの構成が素晴らしいのです。
自主盤だからレコード会社が見逃したのか、本人たちが思い出を残すための録音なのかは分りませんが、絶頂期のフェアポートにも引けを取らぬほどの超絶的な演奏を繰り広げています（特にフィドルとコーラスが素晴らしくて、初めて聴いた時には腰を抜かしました）。
フェアポートのように突っ走るロックンロール的なトラッド・チューンの次に、ピンク・フロイドっぽいプログレ・タッチで気だるくもトワイライトで夢現な曲になったり、ジグ＆リールを挟んだりで「やりたい放題」なのに完成度はきわめて高いのです。
完成度はメジャーでもトップ・レベルなのですが、メジャーじゃここまで「やりたい放題」やらせてくれなかったのかな？？？
音楽業界の矛盾を突きつけられちゃうアルバム……演奏に多少のドタバタ感があるのは否めないですが、プロの視点に立って冷静になったらこれだけ奔放なレコードは作れないでしょう。
本作にジェーン・レルフ(Jane Relf)や、クローダ・シモンズ(Clodagh Simmonds)のような美形美声のフィーメールがバック・コーラスこっそり参加していたら、アタシャ完全にイッチャイマスね……メローなことこの上ないB-3などジェーン・レルフが歌い上げていたら歴史的歌曲として世界歴史遺産に登録されていたことでしょう（妄想は楽しいな…）。
あのせみま〜る氏がリプロで聴いたことがあるのに「初めて買った6桁のレコード」と告白されていたのがよく分る大傑作です。
後にシングル付きの再発も出ましたが、オリジナルのジャケットはこちらになります。
【参加ミュージシャン】
Aonghus McAnally; Guitar, Recorder, Tin Whistle, Vocals
Colm Lynch ; Percussion, Basson, Wind Chimes, Vocals
Alan Brown ; Bass, 12 Strings Guitar, Vocals
Michael Power ; Organ, Harpsichord, Moog, Vovals
Pat Collin ;p Violin, Electric Mandolin, Frenzy, Frustration, Vocals
Produced by Martyn Ford
【収録曲】
A-1.Early One Morning
A-2.The Liathdan
A-3.Crying
A-4.Unborn Child
A-5.Johnny The Jumper
B-1.Potterns Wheel
B-2.Standing Alone
B-3.Devil Among The Tailors
B-4.Tenpenny Piece
B-5.Drowsey Maggie
B-6.King Of Alba

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