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*** LP ： USA / 73 / Enterprise / ENS-1032 ***
■　コンディション　■
A- / A
CO ; ジャケット左下に3mm×1cm程の切込み以外は気になるダメージはないのですが、純白のジャケットの背に薄らとした焼けがあるので「A-」にしました。
見開きの内ジャケット上部中寄りに薄い染みが浮いています。
盤面にはひげや気になる傷やスレはなく、中古としては申し分のないコンディションです。

ドン・ニックスが73年にSTAX傘下のEnterpriseレーベルからリリースした73年の3作目です。
泥臭い1st、ゴスペル色の強い2ndと比べるとSSW的な趣きがあり人気薄なような気がしますが、実はドン・ニックスの本性が現れているのは本作でしょう。
というのも、ドン・ニックスがプロデュースした「ベック、ボガート＆アピス」で本作からA-3、B-1の2曲を取り上げており、本作収録ヴァージョンもBBAヴァージョンも出色の出来だからです。
それ以外にも、美しいアコースティック・ギター、暖かいメロディとヴォーカルが特徴的でアーシーなトラッドっぽい雰囲気のA-2、、メンフィスのベテランブルースマン、ファリー・ルイスをフィーチャーしたA-5など、聴きどころ満載のアルバムです。
本作の数曲はロンドンのアップルスタジオで録音されており、ジョージ・ハリスンが参加している曲もあるそうです。
1stや2ndからは感じらられなかった、微妙にウェットなメロウな感覚があるのはこのあたりにあるのかもしれません。
【収録曲】
A-1. She's A Friend Of Mine 3:39
A-2. The Train Don't Stop Here No More 2:26
A-3. Black Cat Moan 3:39
A-4. Rainy Night In Paris (Memphis Reject) 4:08
A-5. When I Lay My Burden Down 4:29
B-1. Sweet Sweet Surrender 4:45
B-2. We Gotta Move (Keep On Rolling) 3:16
B-3. Miss Eleana 3:33
B-4. I Need You 2:52
B-5. Look What The Years Have Done 3:13
【Personnel】
Don Nix, Pete Carr, Eddie Hinton, Larry Rasberry, Bobby Manuel, Furry Lewis, Wayne Perkins, Barry Beckett, Chris Stainton, Steve Smith, Tim Smith, David Hood, Klaus Voormann, Roger Hawkins, Lon Price, Jay Pruitt, Jeanie Green, Claudia Lennear + The Dallas-Ft. Worth Symphony Orchestra

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