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*** LP ： UK / 83 / Rogue / FMSL 2002 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットは左上に角打ちがあり2cm程度の範囲で皺が寄っていますが、それ以外にはダメージはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

今でも地道な活動を続ける英国の女性シンガー、ギタリストのマギー・ホーランドが、Ian A. Andersonのプロデュースで83年に発表したソロ・デビュー作。
知らなかったのですが73年頃から英国フォーク・サーキットで活動していたそうで、本作は83年の作品ですが70年代中頃までの香りがします。
本作を初めて聴いたのは25年近く前、英国トラッドやSSWに興味があったころで、淡くも印象的なジャケットに感じ入るものがあって手にし、クレジットをみたらリチャード・トンプソン、ジェシ・ウインチェスター、クリス・スミザーらの曲をカヴァーしており、おまけにジョン・カークパトリックが参加しており、そのままレジに直行しました。
これでもかっといったカヴァー曲は「収録曲」をご参照いただきたいのですが、カヴァー曲の大半が米国ミュージシャンのものであるのが信じられないほど「濃厚な英国匂い」に満ちています。
大半の曲はマギー自身のギターとベースの上にゲストを迎える形式をとっていますがサポートは極控え目で、どこかアン・ブリッグスに似た声質で淡々と歌っていく内容で英国の凛としたクールなものです。
日本では限りなく無名に近いミュージシャンですが、70年代の英国フィーメール・フォークのファンの方に自信を持ってお勧めできるアルバムです。
【収録曲】
A-1. Time To Kill (Dave Evans) 3:12
A-2. Vandy (Traditional) 3:11
A-3. Mad Lydia’s Waltz (Peter Rowan) 3:19
A-4. Just Like Tom Thumb’s Blues (Bob Dylan) 3:58
A-5. Bye Bye Bohemia (Tom Yates) 2:11
A-6. The Banks Of The NBile (Traditional) 3:31
A-7. If He’s Gone (Traditional) 2:31
B-1. The Great Valerio (Richard Thompson) 3:25
B-2. Peach Picking Time In Georgia (Jimmy Rodgers, Clayton McMichen) 3:56
B-3. Icarus (Ann Lister) 3:53
B-4. The House Carpenter (Traditional) 4:12
B-5. Black Cats (Jesse Winchester) 2:58
B-6. Homunculus (Chris Smither) 2:35
【参加ミュージシャン】
Magfgie Holland ; Vocals, Guitar, Electric Bass, Banjo
John Kirkpatrick ; Button Accordion
George Norris ; Vocals
Alex Forsth ; Tenor Sax
Sean Mayes ; Piano
Ian A. Anderson ; Bottleneck Guiatr, Produce

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