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*** LP ： USA / 74 / Motown / M6-8081S1 ***
■　コンディション　■
B / A-
RW ; ジャケット表裏にリングウエアがあります。
TOC-I ; 表ジャケットに直径2.5cmほどのシールの剥し痕があります。
表ジャケット左下に直系1cmほど染みがあります。
上記以外には決定的なダメージはありませんが、全体的に疲れがありるので「B」としました（カットや破れはありません）。
盤面は薄いヘアラインがあるだけで、ひげもないのですが、洗浄した痕があるので「A-」にしました。

スティーヴィ・ワンダーの元夫人シリータがまだ結婚していた74年にスティーヴィの全面バックアップで発表した大傑作で、ジェフ・ベックでお馴染みの「哀しみの恋人たち」のオリジナルを収録したロック・ファンにも大推薦のアルバムです。
「Stevie Wonder Presents Syreeta」という題名通り、プロデュース、楽曲提供等、絶頂期のスティーヴィ・ワンダーが全面バックアップしています。
オルガンのジャンプ度ず悶絶し、艶のあるシリータのヴォーカルが心に響く「I'm Goin' Left」、フリーソウル的でスティーヴィの温かさ・柔らかさが自然と溶け込んでいる「Spinnin' And Spinnin'」と冒頭の2曲でこのアルバムの完成度の高さを予感できます。
ソウル・ファン以外の肩書きになるのは、やはりジェフ・ベックの秀逸なカヴァーで知られる「悲しみの恋人たち（Cause We've Ended As Lovers）」でしょうが、凛として美しいヴォーカルをギターでなぞったジェフ・ベックの才能はただごとではありません。
ソウル好きの知人に聴いたところ、ソウル・ファンの間でのシリータへの評価は「どっちつかずで中途半端」なんだそうです。
スティーヴィ・ワンダーがソウル・ファンばかりかポップスやロック・ファンにも受け容れられたように、本作も幅広い音楽ファンに聴いていただきたい傑作です。
【収録曲】
A-1. I'm Goin' Left （Stevie Wonder / Syreeta Wright）
A-2. Spinnin' And Spinnin' （Stevie Wonder / Syreeta Wright）
A-3. Your Kiss Is Sweet （Stevie Wonder / Syreeta Wright）
A-4. Come And Get This Stuff （Stevie Wonder）
A-5. Heavy Day （Stevie Wonder / Syreeta Wright）
B-1. Cause We've Ended As Lovers （Stevie Wonder）
B-2. Just A Little Piece Of You （Stevie Wonder / Syreeta Wright）
B-3. Waitin' For The Postman （Stevie Wonder）
B-4. When Your Daddy's Not Around （Stevie Wonder）
B-5. I Wanna Be By Your Side （Stevie Wonder）
B-6. Universal Sound Of The World (Your Kiss Is Sweet) （Stevie Wonder / Syreeta Wright）
【クレジット】
Backing Vocals - Anita Sherman , Deniece Williams , Lani Groves , Minnie Riperton ,Shirley Brewer
Drums - Ollie Brown
Bass - Reggie McBride
Guitar - Marlo Henderson
Guitar - Michael Sembello (B-1)
Vocals - Dennis Morrison (B-4)
Vocals - G.C. Cameron (B-5)
Producer - Stevie Wonder
Saxophone [Tenor] - Dennis Morouse
Trumpet - Steven Madaio

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