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*** 2LP ： Japan / 72 / Warner Pionner / P5068〜9R (2LP) ***
■　コンディション　■
B+ / B+
RW ; ジャケット表裏にリングウエアがあります。
背の部分が白く剥げていますが、クレジット等はしっかり読み取れます。
背の上下に角打ちがあり、上が3cmほど、下が2cmほど白く剥げています（ジャケット表裏への大きなダメージはありません）。
盤面にはひげが散見され使用感があり、A面B面には薄い擦り傷があるので「B」としましたが、聴いた限り気になるノイズは拾いませんでした（ヘッドホーンで聴くとプチノイズは拾うかもしれません）。
帯はありませんが、内袋にと4ページのライナーと歌詞は付いています。

同名の映画が酷評され、本作の内容も散漫なためなのか、現在もCD化されていませんが、個人的には愛着のあるアルバムです。
映画はヤングのそれまでの音楽活動と映画の主人公の目を通したアメリカの未来像が描かれているそうで、本作も映画と同じ流れになっているそうです。
A面には過去のグループ活動で、バッファロー・スプリングフィールドがテレビー・ショーに出演した時の疑似ライブ（「For What It's Worth」と「Mr.Soul」のメドレーと「Rock'n Roll Woman」）と、CSN & Yの70年の夏のツアーを映画用に撮影していたフィルムから「Find The Cost Of Freedom」と「Ohio」が選ばれています。
B面の1曲目にも同じフィルムから「Southern Man」が収められており、『Harvest』から「Are You Ready For The Country」と「Alabama」の別テイクが収録されています。
C面には、やはり『Harvest』から16分にも及ぶ「Words」が収められており、製作過程を窺い知ることが貴重なテイクです。
D面にはヤングは作曲にも演奏にも関わっていない曲が多いのですが、「Soldier」は本作で唯一のヤングのピアノの弾き語りによる新曲で、70年の『After The Goldrush』発表直後に録音されていたものです。
以上のように、とっちらかった内容であることは否めませんが（最初からこの人に、完璧なアルバムなんか求めていないわけで…）、72年までのヤングの足跡を振り返るのに最適のアルバムですし、気分屋のヤングのことを思えば、本作ほど「ニール・ヤングらしいアルバム」はないわけで、愛着があるんです。
今後もCD化される可能性は低いでしょう。
評論家から「糞味噌」扱いされていても、好きなアルバムはあるんだよね！
【収録曲】
A-1. For What It's Worth / Mr.Soul (3:48)
A-2. Rock'n Roll Woman (2:50)
A-3. Find The Cost Of Freedom (2:08)
A-4. Ohio (4:20)
B-1. Southern Man (6:55)
B-2. Are You Ready For The Country (1:52)
B-3. Let Me Call You Sweetheart (1:04)
B-4. Alabama (6:32)
C-1. Words (15:51)
D-1. Relativity Invitation (1:11)
D-2. Hendel's Messiah (2:44)
D-3. The "King Of Kings" Theme (5:13)
D-4. Soldier (3:54)
D-5. Let's Go Awhile (2:20)
【参加ミュージシャン】
Neil Young
Crosby Stills Nash & Young
The Buffalo Springfield
The Stray Gators
The Tony & Suzan Alamo Christian Foundation Orchestra & Chorus
Beach Boys

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