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*** LP ： ?? / ?? / Takrl / 1903 ***
■　コンディション　■
A- / A
オレンジ色のプレーンのジャケット（「A-」にしたのは天が5cmほど割れているからです）に、ジャケット表裏が1枚づつあるだけのチープなものです（ジャケットは貼られていませんし、染みもありません）。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古盤としては申し分のないコンディションです。
数多くのブート・オン・ブートの元になったTakrl盤ですが、レーベルから推測するに80年代のものだと思います。
なお、非公式音源ですのでマスター・テープの寄れによる音の歪みが多々あることは、予めご承知おきください。

72年2月17日に録音されて1972年2月20日にBBCラジオで放送された、ロンドン、レインボー・シアターでのライブを収録した裏盤の古典的な名盤です。
72年1月20日始まった英国ツアーは『狂気（The Dark Side Of The Moon）』を初めてライブ演奏したツアーとして知られており、その直後の3月の日本ツアーでも「狂気」は披露されました。
内容は、演奏時点での『狂気』全曲で、完成度の高いスタジオ盤とは決定的に異なり、『おせっかい』や『原始心母』のように「プログレ」なのか「サイケ」なのかまだ判然としない、強烈なアシッド臭に満ちているてんでしょう。
個人的見解としては重要なポイントなのですが、「プログレ」と「サイケ」の決定的な違いは「構築美」というのか「作意（創作意欲）」でありますが、ライヴで最も重要なのは演奏以外での効果音の使い方ではないでしょうか？
このアルバムで使われる効果音は笑い声や「Money」のコインの音など必要最小限で、基本は4人の演奏で世界的名盤『狂気』の骨格が剥き出しになっているのが魅力的です！
本作には『狂気』完成後には感じられないバンドとしての熱気が凝縮されていますが、「シド・バレットの幻影」を振り払い、「サイケ」から「プログレ」へ生まれ変わる瞬間のサウンドが刻まれています。
この音源から1年をかけてモンスター・アルバム『狂気』を完成させたピンク・フロイドはやっぱり凄い！
BBC音源もしくは録音エンジニアの横流し音源と言われており、ブート初心者でも安心して聴けます（ラジオを聴くレベルですが）。
今でも売れ続けている世界的名盤の第一歩を知ることのできる音源です。
公式発売してもいいレベルの決定的な音源！
【収録曲】
A Breathe / On The Run / Time / Breathe (Reprise) 20:50
B Money / Us And Them / Any Colour You Like / Brain Damage / Eclipse 20:10

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