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*** LP ： USA 1970 / MGM / 2SE-14ST ***
■　コンディション　■
B+ / A / RW
ジャケット：四隅軽いスレ。見開き左側開口部上部2mmほどの小さな割れ。表裏とも薄っすらとリングウェア。全体にA-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク：4面ともヒゲ無し。米盤特有の粗さは見られるものの、おそらくほとんど聴かれていないと思われる美品です。

「いちご白書」オリジナル・サウンドトラック盤2枚組大作。
ニール・ヤング、クロスビー・スティルス・ナッシュ＆ヤング、バフィー・セントメリー、サンダークラップ・ニューマン等の名曲満載のロック・サントラ屈指の名盤ですね。
甘酸っぱ〜い青春気分にひたってください！

アメリカン・ニューシネマの傑作『いちご白書』のサントラで、バフィー・セント・マリー、ニール・ヤング、クロスビー・スティルス＆ナッシュ、サンダークラップ・ニューマンなどの代表曲を収録しています。
選曲が泣かせ、映画及び時代の雰囲気を音楽で満喫させてくれます。
バフィー・セント・メリーが歌う主題歌「サークル・ゲーム」はジョニ・ミッチェルが大学の同窓生ニール・ヤングのために贈った曲だそうです。バフィ・セント・マリーはアメリカ原住民（インディアン）の血を引くカナダ人で、ベトナム反戦やアメリカ原住民解放運動に熱心だったため、アメリカ合衆国政府の要注意人物リストに載り、実際に当局の弾圧を受けたそうで、『いちご白書』の主題歌の歌い手としてこれ以上の適材はいないでしょう。この曲だけでも本作は「買い」なのです。
ニール・ヤングやクロスビー・スティルス＆ナッシュの曲が収録されているのは「いかにも」ですが、選曲のセンスが光るのはサンダークラップ・ニューマン（Thunderclap Newman）の大名曲「Something In The Air」を収録しているところでしょう。
また、本作が一筋縄でいかないところは、クラシックの『ツァラトストラはかく語りき』や、5度繰り返される珠玉のメロディーのテーマ曲『いちご白書のテーマ』の効果的な使われ方、そしてエンディングのレノン＝マッカートニー作曲の「平和を我等に」の迫力と悲しみ……といったアルバムとしての構成の見事さにも顕著です。
単なるサントラではなく、一つのトータル・アルバムとして聴かれるべき名作だと思います。

1. The Circle Game - Buffy Sainte-Marie
2. Market Basket (Theme from "The Strawberry Statement")
3. Down By The River - Neil Young
4. Long Time Gone - Crosby, Stills, Nash & Young
5. Cyclotron (Theme from "The Strawberry Statement")
6. Something In The Air - Thunderclap Newman

1. Also Sprach Zarathustra (Karl Bohm conducting the Berlin Philharmonic Orchestra)
2. The Loner - Neil Young
3. Coit Tower (Theme from "The Strawberry Statement")
4. Fishin' Blues - Red Mountain Jug Band
5. Concerto In D Minor
6. Helpless - Crosby, Stills, Nash & Young
7. Pocket Band (Theme from "The Strawberry Statement")
8. Give Peace A Chance - Performed by the Cast

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