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*** LP ： USA 1971 / Ovation / OVQD/14-21 ***
■　コンディション　■
A- / B+
ジャケット：右上ドリルホール。四隅スレ。下辺スレ。表裏薄スレ。A-寄りの良品です。
ディスク：レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面は米盤らしい粗さが見られるものの、薄スレ少々。ざっと聴き流しました。ところどころでチリプチ。大きなノイズはありません。全編まずまず良好に鑑賞できると思います。実際の音源を参考にしてください。

ボニー・コロックの71年デビュー作「アフター・オール・ジス・タイム」。
スティーヴ・グロスマン、ジョン・プライン等とシカゴのフォーク・シーンで活躍したアイオワ州出身の女性シンガーソングライター。
モデル顔負けの美貌とブルージーな歌声で70年代前半を中心に多くのアルバムを残しましたが、本作の肝は時代の空気が強く反映されたアシッド臭に満ちている点で、シンガーソングライター・ファンのみならずアシッド・フォーク好きにも強く推薦できる高水準なアルバムです。
商業主義に迎合することなく「ポップス的」な展開にひよることもなく、陰影のある自己の作風を貫き通したためなのかヒットには恵まれませんでしたが、「違いの分る男たち」には青春のほろ苦い恋心を思い起こされる永遠のミューズとなりました。
本作は、A面冒頭から呪術的なリズムにボニーのウイスパーが炸裂し、ジョニ・ミッチェルの初期作にアシッド臭をふりかけたような感じかな？
サポートするのはあまり馴染みのないミュージシャンですが、ベースで参加のフィル・アップチャーチの存在感の大きいこと！
強力推薦盤。

米国オリジナル盤。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Don't Leave Me
　Written-By - Koloc
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A2 After All This Time
　Written-By - Koloc
　 Direct Link
A3 New York City Blues
　Written-By - Koloc
A4 Devil's Nine Questions
　Adapted By - Koloc　Written-By - Traditional
A5 Another New Morn'
　Written-By - Koloc, Scroggin, Heiss
　 Direct Link
B1 Rainy Day Lady
　Written-By - Koloc
　 Direct Link
B2 Jazz Man
　Written-By - Holstein
B3 Victoria's Morning
　Written-By - Holstein
B4 Got To Get What You Can
　Written-By - Koloc
B5 One Sure Thing
　Written-By - Jean Glover, Jim Glover
　 Direct Link

Guitar - Stu Heiss
Guitar, Harp, Backing Vocals - Unknown Artist
Guitar, Harp, Backing Vocals, Producer [Assistance] - Ron Scroggin
Piano - Allen Barcus
Bass - Phil Upchurch, Sid Simms (tracks: A1, A5, B5)
Drums, Arranged By - Norm Christian
Design - Bonnie, Gib Foster
Engineer - Brian Christian, Ron Steele
Photography By - Chuck Osgood

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