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*** LP ： UK 1975 / Virgin / V2045 ***
■　コンディション　■
A- / A-
ジャケット：両面コーティングの美しいジャケットです。シワが出ており全体にほんのりと使用感は漂いますが良品です。
ディスク：ヒゲがほんの少し。盤面はわずかな使用感のみの美品。
マトリクスはA2/B2。
Virginの黒内袋付属。

マラードの1stアルバム。
キャプテン・ビーフハートと袂を分かったマジックバンドの主要メンバーを中心にして、英国で録音された「奇跡的な米国スワンプ」の傑作です。
MallardはJethro TullのIan Andersonの口利きでVirginから2枚のアルバムを出していおり、2作ともUK盤がオリジナルになります。
メンバ−は、Captain Beefheartの1969年の「Trout Mask Replica」から 1974年「Unconditionally Guaranteed」までのMagic Bandを支えたメンバーで、ギタリストのビル・ハークルロード(a.k.a. Zoot Horn Rollo)、ベ−シストの マーク・ボストン(a.k.a. Rockette Morton) それに、当時のドラマ−だったアート・トリップ（ex-Mothers)が中心となっています。
曲はBill Harkleroadが中心になって書いており、演奏にこそ参加していないもののMagic Bandの盟友John Frenchも作曲で参加していて、元Magic Bandのメンバーの結束力もうかがえます。
灰汁の強いCaptain Beefheart & The Magic Band出身者たちのバンドということで「聴かず嫌い」の人も多いでしょうね。
Mallardは、Little Featのデビュー作にも質感の似た良質のL.A.Swampとして、もっと注目を集めてもいいバンドです。
なんといっても、ハークルロードのギタ−はスライド・マニアやスワンプ好きなら即死でしょう！
オリジナル曲が中心なのですが、人の良さが出たのか、それとも才能を認めないわけにはいかないのか、三行半を叩きつけた元ボスであるCaptain Beefheartの「Poem」までカヴァーしています。
おまけに留めは、Guy Clarkの珠玉の名曲「Desperados Waiting For A Train」ですね。
米国西海岸の砂漠地帯で育ったBill HarkleroadとMark Bostonが、「監禁生活」から逃れて初めて自分たちの好きな音楽をやった「極上のスワンプ」作品！
超強力推薦盤！！

英国オリジナル盤です。

A-1) Back On The Pavement 3:09
A-2) She’s Long And She’s Lean 3:15
A-3) Road To Morroco (inst.) < Harkleroad / Boston> 2:58
A-4) One Day Once 3:25
A-5) Yellow (inst.) 2:22
A-6) Desperdos Waiting For A Train 3:30
B-1) A Piece Of Me 4:36
B-2) Reign Of Pain 3:03
B-3) South Of The Valley 4:48
B-4) Winged Tuskadero 3:18
B-5) Peon (inst.) 3:2

6Bill Harkleroad ; Guitar
Mark Boston ; Bass, Guitar, Vocals
Sam Galpin ; Keyboards, Vocals
Art Tripp ; Drums
John "Rabbit" Bundrick ; Keyboards
Barry Morgan ; Percussion

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