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*** LP ： ?? / ?? / Independence / MC 8507 ***
■　コンディション　■
A / A-
ジャケットは一切のダメージがなく、限りなく新品同様に近いコンディションです。
盤面にはひげが数本あるので「A-」にしましたが、聴いた限り気になるノイズは拾わず、中古としては申し分のないコンディションです。

チャールズ・ヘイワードがクソミソに非難している有名なブートレッグですが、ジャケットの体裁などから熱心なファンが制作したことが推測されるディス・ヒートの80年のライヴ盤です。
オリジナルは86年にカセットのみでリリースされ、その後少数アナログ・プレスされました。
ブートの良し悪しはともかく（悪いに決まっていますが）、ディス・ヒートの音楽的手法が録りためた様々な音源に「生でインプロを繰り返し被せるという実験的手法」ですので、素の演奏が世に広まることが恥ずかしかったのでしょう。
音源は「Rec. Rudi Frings」とあるのでオーディエンス録音だと思われますが、とてもクリアーな音質です。
録音時期は1st発売後で2nd発売前、両作からバランス良く選曲されています
秀逸なのは、後半の2曲です。
B4「Twilight Furniture」は抑揚されているのに勢いのあるパーカッションが素晴らしく、そのまんまメドレーで流れるB5「Health And Efficiency」はヤケクソというのか常軌を逸した疾走ぶりで、パンクなんか甘っちょろい「ロックの本質」を体感できる凄まじい演奏です！
表現者としては恥部を見せるようで恥ずかしいのは理解できますが、「セックス・ピストルズとキング・クリムゾンとの亀裂を埋める存在」と評されたディス・ヒートの本質が垣間見える生の記録です。
熱心なファンではありませんが、ディス・ヒートでは1番好きな音源です。
【参加ミュージシャン】
charles bullen : git, viol, voc, tapes
charles hayward : perc, keyb, voc, tapes
gareth williams : keyb, git, bg, voc, tapes
【収録曲】
A1 Paperhats
A2 The Fall Of Saigon
A3 Testcard
A4 S.p.q.r.
A5 Make Shift Swahili
B1 Unreleased Title
B2 Music Like Escaping Gas
B3 A New Kind Of Water
B4 Twilight Furniture
B5 Health And Efficiency

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